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最近の読書記録 : Bunjin's Books Reviews | 文人文庫から [読書 : 読んだ本の紹介]

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★ 読書記録紹介してます

本の紹介、感想を別ブログにまとめてみました : Bunjin's Books Reviews」の記事で紹介したように、読んだ本の紹介・感想はこのso-netブログではなく、別のサイトを立てて書いてます。

  Bunjin's Books Reviews | 文人文庫から

がそのサイト。
読んだ本の紹介の他に、読書グッズの紹介も載せてます。

★ 最近読んだ本

上記の記事で紹介して以来、何冊か“本棚”に新たに登録しているので、良かったら見てくださいな。
新たに紹介したのは以下の本たちです。中でも「バッタを倒しにアフリカへ 」はかなり面白かったので、特におすすめの一冊です。


あと、読書グッズとして以下の記事も載せてます。



新(?)サイトの宣伝も兼ね、何冊分かたまったら、不定期にここでも紹介させてもらいます。




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本の紹介、感想を別ブログにまとめてみました : Bunjin's Books Reviews [読書 : 読んだ本の紹介]

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★ 読書に勤しむ一年に

年頭だからと言って「今年の目標」なんぞを立てる柄ではないのですが、とにかく“積ん読”状態の本が溜まっちゃって、何とかしたいなと思ったのでした。読書管理サイト(ぶんじんの本棚 (ibunjin) - ブクログ)で読んだ本、読みたい本、読み終わった本、そして積ん読状態の本を登録・管理しています。そこに登録しているだけで、積ん読状態の本が155冊になっちゃってます。月に五冊読んだとしても三十一ヶ月(約二年半)かかる計算。最近は月に三冊程度しか読んでないですからねぇ。それだと五年はかかっちゃいます。しかも、当然ながらこれからも新しい本を買っちゃうでしょうから、読み終わるのは平均寿命を超えた未来となりそう。そう、死ぬまでに読み切れないのです。。。。

まあ、今に始まったことではなく、恒常的にこんな感じなので、慌ててもしょうがないのではありますが、それでも少しはジタバタしてみようかな、と思ったのでした。

と言うことで、今年は読書量を増やすつもり。

★ 「Bunjin's Books Reviews」

どっちが先かは自分でもよくわかりませんが、本を一杯読むために、そのモチベーションアップの方法として、読んだ後の感想文を載せるブログをこのブログとは別に作ってみました。
まあ、以前から、ちょっと小綺麗なサイトのテンプレートを見つけたので、いつかこれを使ってサイトを作ってみたいなと思った、という理由もあります。

年の初めだし、サイト開設には良いタイミングかなとということもあり、オープンです。

  Bunjin's Books Reviews | 文人文庫から

読んだ本の感想は今後、このサイトに載せていきますので、よろしければお付き合いくださいませ。
今のところ、等を載せています。




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「日本沈没 決定版」 こんな凄い話が40年以上前に書かれていたのか [読書 : 読んだ本の紹介]

日本沈没決定版.png


題名で既に大筋は見えていますし、知らない人のいない話ではありますが、念のため。
以下、ネタバレありです。

★あらすじ

孤高の研究家 田所博士はとてつもない発見をする。だが、自分でもそれを信じることがすぐにはできず、あらゆるデータを集め、検証することに躍起になっていた。そして、怪しげな団体にスポンサーになってもらい、海底調査の費用を捻出した。そして、深海探査艇わだつみ号に乗り込み、操縦士の小野寺と共に日本海溝へ潜っていった。
八丈島の南の海域では異変が起きていた。明神礁近海で海底火山が噴火をし、水蒸気を吹き上げていた。そして、島が一つ、一晩のうちに海中に没したのだ。しかも、火山の爆発などではなく、静かに、まさに沈没するように。。。
そして、日本海溝、水深八千メートルの海底で田所博士たちは無数の断層(溝)や海底泥流を発見する。さらには、小野寺の記憶によるものだが、海底の形が大きく変わっていることも。

それからまもなく、伊豆大島と三原山が噴火し、さらには伊豆半島の天城山も噴火、続いて浅間山も突如、噴火を始めたのだ。島が沈没し、海底火山が噴火をした地点から北へと延びる線上にそれらの火山は位置している。
そして、ついには古都京都を大地震が襲う。折悪しく、五山の送り火の真っ最中に「京都大地震」が発生し、死者四千二百、重軽傷者一万三千名の大惨事となった。

その頃、田所博士や、研究を一緒に進めている幸長教授、そして「京都大震災」で被災した小野寺らが突如、世間から姿を消した。小野寺は、何の連絡もせずに海洋調査会社に出社しなくなり、一時は「京都大震災」で亡くなったと思われていた。だが、彼らは密かに政府が発足させた“D計画”のメンバーとして集められていたのだ。“D計画”とは、田所博士が発見した“日本沈没”の可能性を調査し、起こりうるとしたらそれがいつ頃なのかを予測するための研究チームだった。
そう。未曾有の大惨事となった「京都大地震」も単なる序章に過ぎなかったのだ。田所博士は、(通常の)地震の原因であるプレート移動とは全く異なったメカニズムによる地殻変動の可能性を発見してしまったのだった。

★基本データ&目次

作者小松左京
発行元文藝春秋(文春e-Books)
発行年2017

  • 第一章 日本海溝
  • 第二章 東京
  • 第三章 政府
  • 第四章 日本列島
  • 第五章 沈み行く国
  • 第六章 日本沈没
  • エピローグ 竜の死
  • 解説
  • 表紙解説

★ 感想

1973年公開の映画「日本沈没」も、翌年のドラマ版「日本沈没」も、そして2006年のリメイク版「日本沈没」(元SMAP草彅剛主演)も見たんですが、原作を読むのは初めてでした。電子書籍として、上下巻が一緒になった「決定版」として今年、発売されたので、この機会にと思い読んでみました。
なぜ、もっと早く読まなかったのかと後悔。映画やドラマで知ったつもりでいましたが、原作はこんなにも深い話だったとは。科学的な下地がしっかりしていて、本当にありうるんじゃないかと思ってしまう理論が展開されるし(マントル対流と天候(温暖前線・寒冷前線・気団)とのアナロジーなどなど)、D計画を遂行していく政府関係者(政治家やら官僚やら)の行動、発言のリアリティも凄いし、世界に対する地勢上・経済上の影響などの分析や、それに対する各国の動きや経済人の対応など、よくも一人でこれだけ広範囲な話が書けたものだと驚き。調査・取材するだけでどれだけのパワーが必要だったのか想像できません。

そんなしっかりとした下地を持って描かれた話は、阪神淡路大震災や、3.11東日本大震災の記憶とも相まって、読み進めていくうちに恐怖を感じるほど。それでもやめられなくて読み続けてしまったんですが、心臓の鼓動が速くなっていくくらいの恐ろしさが襲ってくるほど。

個人的経験として、自分の生まれ育った家が取り壊されただけで、言い知れぬ虚脱感を感じたのですが、日本全体がなくなってしまうってどんな気持ちなのでしょう。国家の定義、国家を成立させる三大要素とは「領域(領土)・人民(国民)・主権」とされていますが、領土が消えてしまったら日本というアイデンティティはどうなるのでしょう。著者の小松左京氏も、両親が津波やら関東大震災やらを経験し、自身も戦争を体験して、それらを元にこの小説を生み出していったそうですが(「解説」を参照願います)、そんな辺りがテーマになっています。

震災の記憶を風化させないためにも、改めて読んでみる意味はあるでしょう。そしてまた、国土を失った“日本人”たちの行く末を思い、難民問題やパレスチナ・イスラエル(ユダヤ)の問題を新たな視点で考え直してみる機会にもなりそうです。
読むべき一冊でしょう、これは。



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