ジブン色で、進め カラフルノートPC ASUS VivoBook S15 S531FA を一足先に試してみました [ガジェット : 面白いもの色々]
今日(2019/12/12)プレス発表された、ASUS社の新ノートPC 「VivoBook S15 S531FA」を先行試用する機会をもらいまして、一週間ほど色々といじってみましたのでご報告。
★ VivoBook S15 S531FAとは
「ASUS ZenBook Edition 30を試す その1 まずは外観チェックでPros / Cons色々」などの記事で紹介したように、“エッジの効いた”製品を出しているASUS。そんなASUSから、意外な(?)ノートPCが発表されました。それがVivoBook S S531。発表資料によると、10代から30代の方をターゲットに、5色のカラーバリエーションで個性を表現するノートPCを提案いたします。洗練された大胆なカラーリングが特徴で、Wi-Fi 6や第10世代インテル Core iプロセッサーなどの最新機能の搭載し、モビリティに優れた薄型で軽量ボディで、「モダンPC」を実現いたしました。とのこと。普通の(?)PCを出すんですね。ある意味で驚きです。
どんなPCなのか、まずはスペックを概観してみると、以下のような感じです。
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Intel Core i7-10510U 8MBキャッシュ or I5-10210U 6MBキャッシュ |
メモリ | 16GB or 8GB |
ディスプレイ | 15.6インチ ワイドTFTカラー液晶 ノングレア 1,920x1,080 Full HD (タッチパネル非搭載) |
ストレージ | 512GB SSD(OSはこちらにインストールされています) + 1TB HDD |
Webカメラ | 92万画素赤外線カメラ(Windows Hello対応) |
通信 | 無線LAN : IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 、 Bluetooth 5.0 |
入力デバイス | 103キー日本語キーボード、マルチタッチ・タッチパッド |
インターフェース | HDMI x 1、USB3.1 Type-C/Gen1 x 1、USB3.0 x 1、USB2.0 x 2 microSDXC/SDHC/SDカードリーダー、マイクロホン・ヘッドホンコンボジャック |
消費電力 | 45W |
サイズ | 357.2 x 230.3 x 18.5 mm 、1.85 Kg |
カラーバリエーション | トランスペアレントシルバー、ガンメタル、モスグリーン、パンクピンク、コバルトブルー |
オフィスツール | Microsoft Office Home and Business 2019 ありバージョン・なしバージョン |
CPUがCore i7かい5かを選べる形になっています。あと、Officeを附属させるか否かも選べます。これにカラーバリエーションが各五色というラインナップです。
私が試用させてもらったのはガンメタル、Core i7の機種でした。
若者向けと言うことで、用途は動画を見たり、音楽を聴いたり、ゲームをしたり、(たまに?)レポートを書いたり、という感じでしょうか。軽めの動画編集、CG作画、楽曲製作(“打ち込み”ってやつ?)などもありますかね。
このうち、ディスプレイがタッチパネルになっていないので、CG作画には別途、タッチパッドが必要になります。それ以外はイケそうです。CPUもパワフルですし、ディスプレイのサイズも悪くないですから。
★ 外観確認
次は概観のチェック。同梱されているドキュメント類はこんなもの。
あと、「モンスターステッカー」もなぜか一緒に入っていました。これ、VivoBookのオリジナルキャラクターだそうで、ASUSのデザインチームがコンセプトに合わせてデザインしたそうです。「ステッカーを貼って個性を出すという文化」が根付いているとの認識から、ならばということで、ステッカーまで作って同梱しちゃっているとのこと。なかなか可愛いですね。でも、何者?!
ACアダプターです。45Wということもあってか、かなり小型。これはありがたいです。PC本体が軽量でも、こういう周辺機器が重たいと意味がないので。
端子は専用の形状ですが、最近だとUSB Type-Cの方が汎用的でうれしいかな。
右側面の端子群。ディスプレイ側(写真右側)から、電源端子、HDMI端子、USB 2.0、USB3.1 Type-C(映像出力と電源供給には対応していません)、コンボジャック、microSDスロットです。
左側面の端子群、USB3.0、USB2.0が一つずつ。
ディスプレイを立てたところ。本体側にちょっと食い込む(?)形になり、キーボードが前傾します。また、熱排気孔が現れるので、排熱もいい感じ。
全体。タッチパッドが広めでよし。マルチタッチ対応なので、二本指をスライドさせて“スクロール”なんてことができます。
キーボード左側。左端上から2つ目の「半角/全角」切り替えボタンが変形して小さくなってますね。でも、場所的に押し間違いをしにくいキーだから、大丈夫でしょう。これくらいかな、問題は。
キーボード真ん中辺り。スペースボタンの右側ボタン群が変形版。「変換」、「カタカナ/平仮名」、「右Ctrl」辺りが小さく(細く)なっています。まあ、あまり使わないキーだから影響は少ないでしょうか。
キーボード右側。なんと、テンキー装備です。
「エンターキー」やその下の「Shiftキー」、そして「矢印キー」群も変形しているものはなく、よろしいのではないでしょうか。
ということで、キーボードに多少の違和感はありつつ、外観は概ね問題なしです。
★ スタバで使ってみた
次に、実際に“モバイル”用途で使ってみました。ノートPCと言えば、スタバで使っていて周りの視線を集められるか?!が重要なポイントでしょう、たぶん。とは言え、発売前の機種なので、お客さんのほとんどいない早朝の時間帯にトライしたのでありました。
さて、15インチの横長ディスプレイと言うことで、私の愛用している13インチサイズのChromebook(詳細は「ASUS C434TAを購入 Chromebook生活再スタート」を参照願います)と比べてみました。ASUS Chromebook Flip C434TAも超狭額ベゼル(ディスプレイ周りの枠)を使用しているので、スリムな形状です。それと比べても13インチ対15インチの差はあまり感じられないですね。VivoBook S15 S531FAがずいぶんとスリムだと言うことが分かります。
ただ、謳い文句には「軽量ボディ」とあるものの、重量は約1.85 Kg。持って歩くのにはちょっとシンドイかも。体育会系の若者ならば問題ないでしょうが、ひ弱なお兄さん・お姉さんには厳しいか? かく言う私もこれを持って散歩は無理そう。
スタバの丸テーブルに置くとこんな感じ。横長なので、かなりのスペースを取ります。でも、まだマウスを操作するエリア、グランデサイズのソイラテを置くスペースは確保できましたよ。
こうやって見ると、ガンメタルはちょっと大人しめ。モスグリーンや、パンクピンク辺りならばかなり目立ちそう。モスグリーンって、他では見ない色だし、かなりドヤ顔で使えそう。私ならモスグリーン一択!
動画を全画面表示してみました。
これはいいですね。横長のHDサイズなので、この用途にはピッタリ。画もきれいだし、再生中にカクカクすることもなかったし、お一人様映画鑑賞にはもってこいでしょう。
★ 現時点でのPros / Cons
とりあえず、ぐるっと見回して、ちょこっと触った時点での“First Impressions”です。● 良い点
繰り返しになりますが、15インチ横長ディスプレイは映画鑑賞に最適。かなりのめり込めますよ。これはいい。あと、こんな感じで膝の上に置いて使ってみましたが、発熱(温度上昇)はそれほど。他の機種では我慢できなくなるくらいに熱くなるノートPCもありますが、そんなことはありませんでした。こんなスタイルでも使えるとなると、用途は増えそう。
● 改良して欲しい点
とりあえず、気が付いたものをあげます。まずは電源ランプ。電源端子は本体右側面にあるんですが、電源がついていることを知らせてくれる電源ランプは本体左側面にあるんです。なので、端子を差し込んだ時に電気が供給されたか否かをパッと分からないんですね。最初、ちょっと戸惑ってしまいました。
テンキー、必要ですかね。“若者向け用途”が思いつかない。音楽の打ち込みって数字でしょうか?やったことがないので分からないんですが、それ以外は使う機会がない。Excelに大量データを入力するなんてのは業務用途しかないんじゃないかな。
テンキーがあると、キーボードやタッチパッドの位置が全体的に左にずれるんですよ。すると、指を置くホームポジションがディスプレイの真ん中ではなくなってしまうため、とても気持ちが悪い。画面を斜めから見ることになってしまう。身体だけ真ん中に寄せると、腕を変に曲げることになるし。
ということで、テンキーは廃して、キーボードとディスプレイのセンターを合わせて欲しい。これ、かなり強く言いたいです。
ということで、重さとテンキーを何とかしてもらえればモア・ベター、と言う評価です。
★ 販売価格
発売は2019/12/13(Fri)から。気になる価格ですが、
- Core i5モデル : 124,800円
- Core i7モデル: 149,800円
「ASUS VivoBook S15 S531FA」はASUS Storeでゲットしてくださいな。
カラフルノートは楽しい気分になりますね。
by JUNKO (2019-12-12 19:24)
JUNKOさんへ:
選べる楽しさってのもあり、いいんじゃないかと思います。
by ぶんじん (2019-12-13 08:25)