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これからの暮らし方を考えるワークショップ~省エネ編~に参加してきました [イベント]

今回もAMNの案内で、greenz富士通による、省エネを考えるイベントに参加してきました。
いつもの商品やサービスを紹介するイベントとは違い、今回のはその名前の通りに「みんなで省エネについて考えてみよう」というもの。震災後の節電は緊迫した問題でもありますが、その前からエコは大きな問題になっていた訳で、大量消費時代に生きる我々には他人事ではない話。まじめに考えるのも良いだろうと思って参加したのであります。あと、昨年の夏にエアコンが壊れて、二週間ほど酷暑の中をエアコンなしで過ごした経験もそんな気にさせた一因でしょう。

ということで、greenzの鈴木さんが登壇。この会に参加するまでgreenzの存在を全く知らなかったのですが、ホームページを見ると「クリエイティブで持続可能でワクワクする社会をつくるムーブメントを起こす」ことを目的としたWebマガジンとあります。あんまり肩肘張らずに、いろいろと考えていこうということなのかな。六十年代の学生運動が激しかった頃には喧々がくがくと議論をしながら「世界を変えよう」としていたんですが、そんなやり方では長続きしなかった。でも、こういうゆるーいかんじならば、まさにこの活動自体が持続的にやっていけるのかもしれません。あとは、ファッションの流行のように、一時的なものにならないよう根付かせていく努力が必要ですね。
と、鈴木さんは別にそんなことは語っていないのですが、自分としてはこんな風に捉えたのでありました。
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イベントの前半は写真家・ジャーナリストのエバレット・ブラウンさんのトーク。銀座にオフィスを構えながら、住んでいるのは千葉の田舎。マクロビオティック研究家(?)でもある奥さんの中島デコさんとともにBrown's Fieldという有機農法の農場を営んでいるとのこと。トークはその農場の様子を写した写真を映しながら行われていきました。
ブラウンさんたちはWWOOF活動のホストにもなっている。それなに?って感じだったが、有機農法を教えるホストと、住み込みで勉強しに来る人達の集まりらしい。集団で生活しながら畑を耕したり、醤油を作ったり(!)する様子を写真で紹介していた。
私としては、田舎暮らしには漠然としたあこがれはあるものの、ここまではできないなぁというのが正直なところでした。マクロビオティックの効果も私は信じていないし(人は雑食なのに、肉を食わないのは不自然極まりなし)、集団生活は苦手なので。。。
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などと文句を言いつつも、Brown's Fieldで有機農法を勉強した教え子さんのやっているCafeからの仕出しは美味しくいただきました。
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さて、後半はイベントの名前通りにワークショップ。四~五人のグループに分かれて二つのお題に取り組むというもの。
・お題その1 : 一人ずつ「自分にとっての省エネとは?」を語る。
・お題その2 : いくつかの写真から一枚を選び、30文字以内で「省エネな暮らし」のキャッチコピーを作る
いやぁ、なかなか難しいですね。
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と言いつつ、意外と活発に議論しちゃいました。震災とその後の電力不足が省エネを単なる流行やお洒落なライフスタイルから、切実な問題に押し上げているからなのかも知れません。もちろん、こういうイベントに参加してきた人達ですから、自分の考えを持っている方ばかりだったのが討論を盛り上げた要因だったのでしょう。
で、私たちが作ったのは、暗い夜空にぽつりと光る付きの写真をバックにしたキャッチコピー。
「明かりを消して 自然の光と心の灯で 街を照らそう」

お題をこなした後は、メンバーの中に小学校の先生をしている方がいて、最近の教育事情に関しての話で盛り上がってしまいました。最近は公立の小学校でもちゃんとホームページを持っていて、かつては学級新聞で伝えられていただろう学校行事の様子もその中で写真をふんだんに使って紹介されているんですよ。いやぁ、びっくり。親も子供も、コンピューターリテラシー、かなり高いんじゃないでしょうか。
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そうそう、協賛の富士通さんが新型パソコンの紹介もしてくれました。もちろん、省エネの工夫をいろいろと施したもの。AC電源をつなぎっぱなしにしても、電力使用量の多い時間帯では自動的に給電を止め、電池駆動に切り替えるといったピークカット機能や、本体に内蔵はされているものの普段は使われないCD/DVDドライブの給電を止めてしまう設定などなど。
3Dが見られるやつもデモしてました。昨日、LGの3Dディスプレイを見てきたばっかりだったので、思わず見比べてしまいましたよ。でも、ちょっと見だとあんまり違いが分からなかったかな。機会があったらパソコン屋ででもじっくりと比較してみたいと思ったのでありました。
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こういうイベントも楽しいですね。普段、エコだの省エネだの、気にはしていても人とまじめに議論する機会はほとんどないですから、たまにはいいものです。まあ、具体的に何かいい答えが見つかった訳ではないんですが、この夏の電力不足は一人一人がじっくりと考え、取り組んでいかなければならない話、このイベントはそのきっかけになったと思ってます。農村生活をしてみるのは厳しいけど、自分が何をできるのかを考えてみたいと思ってます。



さて、今回の会場となったのは旧大和田小学校跡地に建てられた渋谷区文化総合センター大和田。ついこの間まで、子供たちの声が聞こえなくなった、寂しい校舎が並んでいたのに、プラネタリウムまであるこんなにお洒落な場所になったとは驚き。さすがは渋谷区です。
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はくちゃん

おはようございます
(^^)/

by はくちゃん (2011-05-31 09:47) 

TaekoLovesParis

<文句を言いつつも、、、仕出しは美味しくいただきました。>
ここ、笑ってしまいました。
今日もまた3Dパソコンで、今後のPCは、画像での勝負になりそうですか?
大和田小っていうのは、渋谷駅のすぐそばだったんですね。
セルリアン東急の裏あたりですね。
by TaekoLovesParis (2011-05-31 22:38) 

リカ

エコってお金かかるんですよね(涙)
節電しなきゃ!と思ってもなかなかできない。
節電して欲しかったらエコ商品安くしてくれればいいのに…と、貧乏くさい事考えてるようじゃダメか(笑)
by リカ (2011-06-02 12:40) 

ぶんじん

はくちゃんさんへ:
まいどどうもです。

TaekoLovesParisさんへ:
食べ物はやっぱり(?)健康にいいかどうかの前に、味でしょう。まずい健康食品はごめんです。
そう、セルリアンタワーの向こう側に、プラネタリウムのドームをかぶったビルが建ちました。

リカさんへ:
エコ商品は人手がかかる→人件費が高い→エコ商品は高い。でも、エコ商品が一杯売れるようになれば、それを作る人も増えて、今よりも安くなる。というのが資本主義の原理でしょうか。なので今はお金に余裕のある人にどんどん買ってもらうのがいいのかも?!
by ぶんじん (2011-06-04 09:06) 

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