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映画「BECK」を観ました [映画の感想]

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映画『BECK』劇場鑑賞券プレゼントキャンペーンに当選しちゃいまして、早速観てきました。普段、全く漫画を読まないので、この作品も原作は見たこともなかったんですが、人気の若手俳優が出ているし、なにせ監督があの(?)堤幸彦。映画として期待をさせるものがあったんですよね。

不良グループのパシリをやらされ、学校にも居場所のない、なにもない日々を送っていた主人公の少年コユキ。そんな彼がギタリストの竜介と出会ったことから物語は大きく進んでいく。竜介はアメリカ帰り。アメリカで友人だったやつがメジャーデビューしていて、自分もがんばるべく新たなバンド結成に向けてメンバーを探していたのだ。とはいえコユキは素人。竜介からギターを借りて練習を始めるもなかなか進まない。
竜介のバンドにはベースの平(たいら)と、ボーカルの千葉が加わり、徐々に動き出していった。一方、コユキの前には謎の転校生サクが現れる。彼は天才的なドラマーだったのだ。コユキも猛練習をして何とかギターの腕を上げ、めでたくサクと二人、バンドに加えてもらことになった。活動は順調に進み、インディーズでCDを作成することに。そうそう、バンド名は竜介が飼っている犬の名前をそのまま使い「BECK」となった。実はこの犬、竜介の使っている、銃弾の跡がある謎のギターと共に、かなり曰く付きの存在だったのだ。
ギターとして加わったコユキだが、実はボーカルとしてすごい才能を持っていた。それを引き出したのは竜介の妹マホ。そんなこんなで突き進むBECK。ついに野外フェスティバル参加の話が持ち上がった。彼らはそこでのライブを成功させ、さらなる一歩を踏み出せるのだろうか。。。
と、詳しくは「BECK」公式ホームページを見てください。

ステレオタイプに押し込んじゃうのもなんですが、青春モノってやつでしょう。主人公達が打ち込むものが野球やサッカーだったり、戦闘機のパイロットへの夢だったり、はたまたロボットコンテストだったりと、これまでにもいろんな作品がありました。
平凡な主人公が自分の打ち込む道を見つけて進み始める。仲間との協力や衝突があったり、ライバルが現れて挫折させられそうになったり、恋物語が織り込まれたりしつつ、最後には夢を叶えて新たな一歩を進み始める。
そんな流れがパターンですが、この「BECK」もそんな感じ。その対象がバンドだったということです。“分析”しちゃうとそういうことなのですが、それでも不思議なことに青春モノにもいい映画とそうでないのが出来ちゃうんですよね。そしてこの「BECK」はとても良くできた作品でした。話のテンポが良くて、観ていて飽きることがない。感動のシーンに向かってちゃんと盛り上げてくれる。群像劇的にそれぞれの登場人物達のエピソードも語られている。要はバランスがいい、ということでしょうか。
なんか知ったようなことを書いてしまいましたが、素直に楽しめ、ちょいと感動もしちゃいましたよ。バンドはおろか全く楽器に縁もなく、ロックもあまり聴かずライブハウスなんて行ったことのない私ですが、映画の中で使われる曲は心地よかったですし、演奏の場面も楽しそうだなぁと思えたのです。それぞれに打ち込んだものは違ったかも知れないけど、青春時代の経験は誰にもあるもの。その想い出とうまく共鳴して思い起こさせてくれたのでしょうね。

原作ファンの若者はもちろん、青春時代を懐かしむおじさん・おばさん世代にもおすすめできる作品です。

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コメント 3

アズサ

ヤター!
ずっとbeckを観た方のレビューを早く拝見したいなぁ~と思ってたんです。
人気俳優さんが出すぎていたので、映画的にどうなんだろうという疑問があったので。
向井さんの金髪にはちょっとびっくりしましたけれども、ぜひ観ようと思います~♪
by アズサ (2010-09-12 22:31) 

TaekoLovesParis

そう、向井理の金髪が話題になってますね。
年齢が上の私は、BECKって、往年のギタリストジェフ・ベックと関係あるのかしら?って気にしてたところでした。ジェフ・ベック、カッコよかったですからねー。
by TaekoLovesParis (2010-09-14 21:07) 

ぶんじん

アズサさんへ:
今、勢いのある若手俳優陣が一杯でてますからね。それぞれに個性が出ていておもしろかったですよ。
金髪になっていた方がげげげのイメージが消えて、この作品としては良かったかも。

TaekoLovesParisさんへ:
うーむ、I don't know who ジェフ・ベック is? 済みません、その分野は苦手で。。。
by ぶんじん (2010-09-15 18:18) 

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