東京国際ブックフェア2009に行ってきました：ぶんじんのおはなし：So-netブログ

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東京国際ブックフェア2009に行ってきました　[読書：読んだ本の紹介] [編集]

先週末、恒例の「第16回東京国際ブックフェア2009」に行ってきました。会場は東京ビッグサイト西ホール１・２。出版関係の国内外800社が出展、書店、図書館・学校関係者、一般読者を対象に書籍を紹介、商談や展示即売を行うイベントです。一般読者にとっては、普段は書展でお目にかかれないような珍しい本を手に取ることができたり、なによりも一割引の展示即売が魅力的。我が家でも毎年のように家族揃って参加しています。今年は息子と二人で土曜日に行ってきたのでありました。

午後からになってしまったので、混んでいるだろうなとは覚悟していたものの、こんなに大盛況だとは思いませんでした。もともとブースが一杯並んでいて通路が狭いのですが、歩くのも大変なほど。しかも、じっくり本を選んでいる・探している人ばかりなので、人が流れていかないのですよ。
でも、そんなことでめげていてはいけません。今年は事前に、おもしろそうな本・欲しい本をリストアップし、出版社もそれぞれチェックしておいたのでありました。ただ、その出版社のブースがどこにあるのかまでは調べなかったので、結局は会場内をうろうろすることになっちゃいましたが。
もちろん、会場内の案内図が配られていたので、どこにどのブースがあるかはわかりました。でも、全てが出版社の名前でブースを構えているわけではなく、何社かが集まって「自然科学書コーナー」的なブースにしているところもあり、多少の混乱が・・・。
まあ、目的地だけを回っていては、ぶらりと寄ったところで偶然の出会いが・・・という楽しみがなくなってしまいます。こういう展示会では”予習”はほどほどが良さそうです。

おもしろい本を見つけられたのは「書物復権8社の会（岩波、白水社、みすず、東大出版会など）」と「大学出版部協会（東海大、慶応、九州大など全３２校）」などのブース。前者は復刊した書籍をどどんと並べていて、今買わないとまた絶版になって手に入らなくなるよ、というオーラが漂ってました。後者は、こんな研究をしていて、それが本にまでなっているのね、と言うものが一杯。いやぁ、どれもおもしろそうなものばかり。結局、みすずの「オルレアンのうわさ―女性誘拐のうわさとその神話作用」を買っちゃいました。
他にも、「社団法人　自然科学書協会」のブースでは中国で発掘された化石（先カンブリア紀の、アノマロカリスなんぞも入ってました）の写真集「澄江生物群化石図譜」（というか学術書なのでちゃんとした解説書ですが）がとっても魅力的でした。でも、9,800円なり。一割引になるとはいえ、さすがに躊躇してしまいましたよ。ちなみに、もうちょっと安い「バージェス頁岩化石図譜」は一昨年のブックフェアで買いました。
これ以上長居をすると危ない、と思いつつも、国書刊行会のブースで「ブルターニュ幻想民話集」を買っちゃったんですけどね。ああ、もうダメ。これで打ち止めにしました。

ちなみに、息子とは読む本の趣味が違うので別行動を取っていたのですが、やつはリンガフォンのブースに捕まって、何十万円もする教材を売りつけられそうになってましたとのこと。でも、ちゃんと断って脱出成功したそうで、我が息子ながらちょっとは成長したのかと、変なところで感心したのでありました。

さて、去年のブックフェアで買った「ローマ帝国衰亡史」が未だに読み終わってないけど、今年買ったのはいつになったら読めるかな。
てな調子ですが、本との触れあいはやっぱり楽しいものですね。きっと来年も行っちゃうでしょう、ブックフェア。