映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』を観てきました [映画の感想]
USENの鑑賞券プレゼントが当たったので、娘と一緒に観てきました。この話、ブログ小説だそうですがまったく知らなかったんですよね。でも大いに笑えました。いやぁ、面白かった。それに爽やかな青春がまぶしかった。
栃木県のとある町。いたずら好きの高校生たちの前に突然、ライバルが出現する。町の駐在さん。田んぼの真ん中の道でスピード違反の取り締まりを始め、仲間が原付で捕まり停学になる。こうなったら仕返しするしかない!彼らは次々といたずらの「作戦」を立てて駐在さんに挑戦する。といっても、まさにいたずらレベルの作戦なのだ。スピード違反取り締まりをちょっと邪魔するために、自転車で走り抜けてみたり、楽器やらタライやらの金属製品を持って歩いて取り締まり器の前を通り、「時速4km」(平均的な徒歩のスピードですね)との表示を出させてみたり。
でも、この駐在さんもやられてばかりではない。「仲直りをしよう」と言い出して彼らをパトカーに乗せ、町が一望できる山道の途中の展望駐車スペースに連れて行く。で、夕日に照らされた自分たちの町を眺めて感傷に浸り始めた彼らを置き去りにして「クマが出るから気をつけろ!」との捨て台詞とともに帰ってしまったり。そう、つまりは憎めない連中の楽しい楽しい戦争なのだ。
喫茶店の店員のきれいな女性にみんなが憧れをもったり、病気の女の子を勇気づけようと頑張ったり、東京から遊びに来た(天体観測が目的だったようだが)女子大生に本格的に恋しちゃったりと、彼らの青春の夏休みは忙しい。そしてラストはかなり大がかりないたずらを企てる。でも、それは駐在さんを驚かせるだけではない理由があったのだ。さて、彼らの大作戦は成功するのだろうか。
出てくる連中に悪いやつがいないのがいい。みんな、いいやつばかりなのだ。それにみんな一生懸命だ。少年たちも駐在さんも一生懸命にいたずらをしあう。それを見ている母親や女の子たちもやさしく彼らを見守っている。気負いなく、素直に見て笑って、ちょっとホロっとさせてくれるのだ。ちょっと雨がぱらついている曇り空の日曜日だったが、この映画のおかげでさわやかな気分になれた。娘もかなり気に入ったようだ。DVDが出たら買おうかな。
ぼくたちと駐在さんの700日戦争 コレクターズ・エディション〈2枚組〉
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- メディア: DVD
ぼくたちと駐在さんの700日戦争~BEST HITS 1979
- アーティスト: サントラ,久保田早紀,ばんばひろふみ,YELLOW MAGIC ORCHESTRA,ジュディ・オング,円広志,松坂慶子,桑江知子,石野真子,クリスタルキング,西城秀樹
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2008/03/26
- メディア: CD
ぼくたちと駐在さんの700日戦争 1 宣戦布告編―田舎町で繰り広げられたしょーもないイタズラ戦争 (1)
- 作者: ママチャリ
- 出版社/メーカー: 高陵社書店
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: 単行本
ぼくたちと駐在さんの700日戦争 2 激闘編―田舎町で繰り広げられたしょーもないイタズラ戦争 (2)
- 作者: ママチャリ
- 出版社/メーカー: 高陵社書店
- 発売日: 2007/04/03
- メディア: 単行本
駐在さんが佐々木蔵之介さんで、気になってたんですが
とっても面白そうですね!!
悪い人がいないっていうのが良いですねぇ。
by エリミ (2008-04-14 13:14)
エリミさんへ:
いい駐在さんですよ。奥さんとの馴れ初めも伝説になりそうな話です。
佐々木蔵之介、最近はよく見ますね。
by ぶんじん (2008-04-14 22:01)
駐在さんって言う言葉が良いですよね~。
佐々木蔵之介、まだ関西の劇団員だったころ一度舞台を見たことある。カーテンコールのときに目が合った。私の思い込みでなければ(笑)
by えんみほ (2008-04-15 10:55)
えんみほさんへ:
きっと、えんみほさん”だけ”を見詰めていたんですよ ^^
by ぶんじん (2008-04-16 16:56)