2017秋 京都一人旅:まとめページ [旅行 :旅日記]
★ 京都旅行記
KYOTO NIPPON FESTIVALでやっていた「伊藤万理華の脳内博覧会」を見たさに、二泊三日の京都旅行をしてきました。ついでに、これまで行ったことがなかったところ、かなりご無沙汰な場所を訪ねてみました。京都旅行の参考になるかは分かりませんが、まあ、こんなところもあるんだよと言う感じで読んでくださいな。- 神泉苑、二条城、晴明神社、堀川ブラブラ
- 御所の西ぶらぶら、ホテル 堀川イン
- 北野天満宮、御室仁和寺を市バスと嵐電を乗り継いでグルグル
- 蕎麦 大黒屋 、 下鴨神社、河合神社、街中を流れる清流
- 東寺・梅小路公園・真如堂・吉田神社、そしてイノダコーヒ本店
★ 関連リンク
関連施設やサービスのリンク集です。- KYOTO NIPPON FESTIVAL
- 伊藤万理華の脳内博覧会 | GALLERY X BY PARCO | パルコアート.com
- 神泉苑
- 又旅社 | 八坂神社
- 二条城 世界遺産・元離宮二条城
- 晴明神社 〜陰陽師 安倍晴明公をお祀りする晴明神社〜
- スポーツの守護神 白峯神宮 | スポーツの守護神・武道上達の神・上昇氣運の神
- 京都御所西 護王神社 | 護王神社のご案内 | 参拝のご案内 | Goou jinja shinto shrine
- 日本聖公会 聖アグネス教会(京都教区主教座聖堂、平安女学院礼拝堂)
- 北野天満宮
- 世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺
- 下鴨神社公式サイト
- 東寺 - 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺
- 梅小路公園| 京都市都市緑化協会
- 京都鉄道博物館
- 京都・洛東 真如堂 公式ホームページ
- 吉田神社
- INODA COFFEE WEB SITE イノダコーヒ公式ウェブサイト
- 大黒屋/京都・生蕎麦
- 京野菜レストラン梅小路公園
- 京都・嵐山の観光に、京都、四条大宮から嵐山、北野白梅町を繋ぐ、嵐電
- 京都堀川イン
- 京都三条会商店街|京都最大アーケード商店街 | 堀川三条〜千本三条
- 総合旅行予約サイトの楽天トラベル
- 京都市交通局
2017秋 京都一人旅:東寺・梅小路公園・真如堂・吉田神社、そしてイノダコーヒ本店 [旅行 :旅日記]
秋休みを取って、ぶらりと京都を一人旅してきました。
最終回。
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★ 東寺
二泊三日の京都旅行。最終日はホテルをチェックアウトした後、京都駅へ。流石に平日だったのと、午前中だったので、コインロッカーもすんなり見つかりました。荷物を預けて、観光へGo。ホテルを出てから地下鉄で京都駅に着き、地下街でコインロッカーを見つけ、いざバスに乗ろうと地上に出たらこの通り。いやぁ、京都は本当にキャパシティ・オーバー。バス停の前は長蛇の列です。しかも、同じバス停で異なった行き先のバスが出るんですが、それぞれの待ち行列がどれがどれだか。もう、カオス状態です。
こりゃ歩いて行かないとダメかなと、半ば諦めムードで八条口側に回ってみたら、こちらのバス停はガラガラ。まあ、本数が少ないこともあるようですが、運良くすぐにバスが来て、無事に目的地に行くことができました。
着いたのは東寺 - 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺。
東寺は、京都駅の南西にあり、平安京遷都のすぐ後に建立された古刹。平安京の南の端に位置し、羅城門を挟んで東寺と西寺が建立されたそうです。その後、西寺は消失してしまいましたが、東寺は今に至るまでこの地にあるという訳です。
弘法大師(空海)によって真言密教の根本道場として発展していきます。金堂には薬師如来像と日光・月光菩薩像が、講堂には大日如来像を中心に据えた立体曼荼羅(如来、菩薩、明王、天部などの仏像を曼荼羅形式で配置)が作られていて、見るものを圧倒します。
残念ながら仏像群は写真撮影禁止なので外の様子だけ。。。
東寺と言えば五重塔。一枚目の写真がそれ。「そうだ、京都に行こう」のCMもこの角度から撮ったシーンがあったんじゃないかな。新幹線の車窓からも見え、京都のランドマークとなってます。高さは55 mあるそうです。
五重塔は、中に入ることは出来ないんですが、覗くことはOKでした。みなさん、並んで順番待ち。
何度か火災で焼失してしまい、その度に再建されてきたこの塔。今は五代目で、1644年再建だそうです。それでも350年以上昔の話ですからすごいですね。
柱の木目が美しい。こんな太い材木、今だともう手に入らないんじゃないかな。今度、火災があったら再建は厳しいのでは?
私が行ったときは紅葉もボチボチでしたが、今はもういい感じで色づいているんだろうなぁ。
★ 梅小路公園・京野菜レストラン
天気がよかったのと、例によってバスが混んでいたのとで、歩いて次の場所へ。ここも行ったことなかったんですよ、梅小路公園。京都駅の北西にあり、緑地・庭園と、隣には京都鉄道博物館もある場所。その途中、新幹線やらなんやら、一杯ある線路をくぐるこんなトンネルがありました。ここを通るのも初めて。
公園に着いたら運のいいことに蒸気機関車の発車シーンに出くわしました。これ、京都鉄道博物館体験展示の「SLスチーム号」。目の前で見ると迫力ありますね。煙をヒューヒュー吹き出して、ゆっくりと動き出す姿は力強い。次に来るときには乗ってみようかな。
昼ご飯に丁度いい時刻だったので、京野菜レストラン梅小路公園にお邪魔。もちろん、ここも初めての来店。
公園の中にあるので、眺めはグッド。緑鮮やかな庭園を眺めながら、開放的な雰囲気の中、食事をすることができました。こんないい場所があったんですね、知らなかった。テラス席なんぞもあったんですが、流石に外で食事するのは涼しすぎるかなと遠慮してしまいましたが、試してみてもよかったかな。
ランチはデリプレート(冷製デリ3種、温製デリ1種)1,200円なり、という感じで、おかずを選べる仕組み。デリカウンターで実物を見ながら選ぶんですが、どれも美味しそうで迷ってしまいました。
実際、美味しかった。生ハムにはメロンじゃなくて蕪だったり、鳥のつくねはハンバーグ並みに大きかったり。京茄子のおひたしもいい味だったな。どれもグッド。ふらりと寄った店でしたが大正解でした。
★ 真如堂
次に訪れたのは真如堂。正式な名前は真正極楽寺というらしいですが。私が学生の頃は、ここを訪れる観光客はほとんどいなくて、いつも静かな境内だった、というイメージが。でも、最近は紅葉の美しさが知られてきて、人気が上がっているんだとか。
そんな真如堂は山の上にあるので、かなりの勾配の道を登っていかねばなりません。でも、こんな階段坂もいい雰囲気。
元は別の場所にあったそうですが、応仁の乱で焼失してしまったりなんだりで転々とした後、江戸の元禄時代にここに落ち着いたのだそうです。
立派な本堂です。阿弥陀如来立像が本尊で、その指に結ばれた布がこんな感じで外に伸びてました。これに触れると御利益がある、と言う仕組み。
さて、中には何が?!
いい感じて色づき始めた紅葉。もうちょっとで境内一面が紅く染まったのでしょう。確かに、人気が上がっているのも頷けます。
さすがは京都。古いものと新しいものが混在しています。なぜかここに「京都 映画誕生の碑」がありました。日本映画の父と呼ばれる牧野省三が最初の作品である「本能寺合戦」という映画をこの場所でロケしたのだそうです。これはカメラをイメージしているのかな。
★ 吉田神社辺り
真如堂からは歩いて次の場所へ。東側から歩いたのは初めてかな。幕末に誕生した新興宗教である黒住教の教祖だった黒住宗忠を祀る神社。
吉田神社の末社の竹中稲荷神社。そこは吉田山の森の中に有り、神社の裏手はこんな雰囲気に。石塚がずらりと並んでいるんですが、一つ一つに「***大明神」の銘が。そう、ここは大明神たちの“集合住宅”だったんです。こんな場所があったなんて知りませんでした。昼なお暗いこの場所。おどろおどろしさと共に、いかにも何かがいるような雰囲気。こここそパワースポットでしょう。
「竹正大明神」って初めて聞いた名前だけど、どちらさんでしょうね。
吉田神社には摂社・末社が色々あって、こちらもその一つである菓祖神社。お菓子の神様です。そのため製菓業者の信仰が篤く、京都の菓子店は元より、有名処の会社も寄進をしているようです。
斎場所大元宮。八百万の神が祀られています。日本中の神様がここに集まる訳ですから、これまた究極のパワースポットですね。吉田神道の勢いが凄かったことが分かります。
でも、今は訪れる人もまばらな、静かな場所。普段は門の外から眺めるだけ。学生の頃、節分(旧暦だと大晦日になります)の日にここが開放された時、中に入ったことがありました。各国の神様の社がぐるりと周りに配されていて、ロゼッタストーンのような造りになっているのでした。
吉田神社、最近だと万城目学の小説「鴨川ホルモー」で知られているかも。山田孝之主演で映画にもなったし。
★ イノダコーヒ本店
帰りの新幹線まで時間があったので、三条で寄り道。これまた久しぶりにイノダコーヒの本店でお茶してきました。京都の老舗喫茶店、いい店が多いんですよ。ここもその一軒。京都らしく、中庭があって、テラス席もしつらえてます。ほぼ満席だったんですが、またまた運良く窓際のテーブルが空いていて、庭を眺めながらお茶することができました。
周りは地元の人が多かった感じ。関西弁でのお喋りは、誰もが漫才をしているように聞こえてしまって未だに慣れません。
せっかくなのでケーキもいただきました。今回の京都旅行、毎日二万歩以上歩き回っていたので流石にくたびれてしまいました。甘いケーキが身に染みましたよ。これはダークチェリーのタルトだったかな。グッドでした。
と言うことで駆け足の京都旅行はおしまい。懐かしさと、新たな発見と、今回も楽しい旅でした。
2017秋 京都一人旅:蕎麦 大黒屋 、 下鴨神社、河合神社、街中を流れる清流 [旅行 :旅日記]
秋休みを取って、ぶらりと京都を一人旅してきました。
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★ 生蕎麦 大黒屋で鴨せいろを食す
嵐山見物を諦めて、四条河原町までやって来ました。ここら辺は京都の一番の繁華街。昼を嵐山でと思っていたのですが、予定変更でこの辺りでいただくことにしました。私が知っていた頃とはがらりと様子も変わってしまっているので、何処に入っていいか戸惑うばかり。であれば、昔懐かしい店にいってみるかと選んだのが大黒屋 本店。日本蕎麦屋さんです。関西はうどんのイメージが強いですが、にしん蕎麦で代表されるように、蕎麦も実はいけるのです。この大黒屋さん、私が学生の頃以来ですから、実に三十年ぶりの来店。いやぁ、懐かしい。その昔、友人とここで蕎麦をたべていた時、カメンライダーV3の風見志郎役だった、俳優の宮内洋さんが来店。何せ、子供の頃のヒーローですからね、ちょいと興奮しちゃいましたよ。良く通る声だったな。流石は役者さんです。やたらとふんぞり返って座っていたのもかっこいいと思っちゃいました。
そんな想い出のある店なのでした、この大黒屋さん。あと、関西でのきつね蕎麦とタヌキ蕎麦が関東とは違っていることもこの店で実体験したのでありました。いやぁ、何もかも懐かしい。
久しぶりに関西風タヌキ蕎麦でもよかったのですが、表のメニューで気になってしまった鴨せいろを注文。贅沢になってしまったな、私も。太っているだけなんだけど、端から見ればふんぞり返っているように思われているかも。。。
うーん、正直、味は普通レベルだったかな。お腹だけではなく、舌も越えてしまったのでしょうかね。いやはや、いかんですな。
でも、鴨のロース肉だけではなく、つみれが入っていたのはグッド。これは美味しかった。
そして、蕎麦湯。蕎麦屋ではやっぱりこれです。歩き疲れた身体に染み入ります。
店の雰囲気はこんな感じ。柔らか目の明かりが落ち着きを増してくれます。昔はもっと暗かった印象があったんだけど、実際はどうだったのかな。記憶、あてにならないですからね。でも、宮内洋さんの話は本当ですよ。
★ カワイイでフィーチャーされる河合神社
食事のあとは、三条大橋を渡ってから、川端通(南北に延びる、鴨川沿いの通り)をバスで北上し、下鴨神社にやって来ました。その前に、河合神社にお参り。糺の森(下鴨神社境内に広がる森)の中にある神社で、下鴨神社の摂社にあたります。「方丈記」でお馴染みの鴨長明はこの神社の神職の家に生まれたそうです。以前はそれが“ウリ”だったんですが、今は様変わり。名前故でしょうか、“カワイイ”神社として、美顔の神様として人気なのだそうです。
こちらでも海外からの訪問者が多かったな。カワイイはクール・ジャパンの象徴だからでしょうかね。
美顔を祈願するための(?)絵馬。自分で色んな顔を描いて納めるんだそうです。これはハードルが高いですな。絵心のない人には厳しそうだ。じっくり描くためか、専用のブース(?)まで設置されていましたよ。みなさんも挑戦してみたらいかがでしょうか? 御利益があるか否かは保証の限りではありませんが。
★ 下鴨神社と糺ノ森
下鴨神社の境内に広がる森が糺ノ森(ただすのもり)。原生林だと言われています。昼でもこんな感じに陽射しを遮るほど木々が茂っているので、とても静か。街中で森林浴している気分になれます。散歩にピッタリ。私も学生の頃、よく、ブラブラしてました。立派な木々が生えてます。それにしても根がすごいな、この木。
下鴨神社の正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。平安京ができる前から、山城国の守り神として祀られていたそうで、山城国「風土記」などにも名前が出てくるそうです。
流し雛や、みたらし祭(脚を浸して汚れを祓う儀式)など、様々な祭事・祭典が行われる下鴨神社。その一つの舞台がこちらの御手洗池(みたらしいけ)。なんか御利益ありそうな場所です。
それにしても水がきれいなんですよね。それがいい。
太鼓橋が架かっていて、橋のたもとのイチョウはきれいに色づいていました。秋だなぁ。
糺ノ森は学生時代の散歩コースだったんですが、そこから道を隔てた反対側にはお気に入りの店が何軒かありました。カクテルの味を覚えたのが「Songs」と言う名前のバー。バーテンさんが一人でやっている渋い店でした。たぶん、この場所だったと思うんですが、今は別の店になっているみたい。いや、建物自体が変わってしまっているのかな。既に記憶が曖昧。
この近所、ちいさなアトリエやらなんやらが何軒か並んでました。最近、京都の芸術家たちはこの辺りに集まってきているのかな?それにしても「108」ってどういう意味だろう?
★ 高瀬川・加茂川の流れ
文明は川のそばで生まれる。ナイル川、チグリス・ユーフラテス川、ガンジス・インダス川、黄河などなど。水の流れは人々の生活に欠かせないもの。京都の都も加茂川(鴨川)に沿って造られています。そして、川の流れは物資の運搬にも活用され、さらには運河を人工的に造ってその機能を高めていきました。京都も然り。その一つが高瀬川。今は街中を流れる静かなせせらぎになっていますが、澄んだ水が街の美しさをいや増しています。
「かにかくに 祇園はこひし寝るときも 枕のしたを水のながるる」。
川縁の店は今でも繁盛しています。ここは居酒屋さんなのかな。いいですねぇ、高瀬川の景色を肴に飲む酒は美味しそう。
三条大橋。言わずと知れた、東海道の終点(起点?)です。橋の西詰には弥次さん喜多さんの像が建ってますよ。
三条大橋から鴨川を上っていき、加茂川との合流地点に。その合流地点(写真だと左側)の先にあるのが下鴨神社・糺ノ森です。合流地点は三角州風の地形になっていて、昔はここでよく飲んだものです。
飛び石(岩?)があって、川を渡ることができます。酔っ払って落っこちる奴、今でもいるのだろうか。てか、昔はこんなのあったかな。
私も挑戦してみましたが、何とか渡りきることができましたよ。
旅はもうちょっと続きます。