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「新米おにぎり食べ比べ」イベントに参加:おにぎり協会認定の炊飯器って何? [グルメ :美味しいもの紹介]

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★ おにぎり協会主催の食べ比べイベント

ブロぐるめ!がコラボした「全国新米おにぎり食べ比べ ~おにりぎ協会認定炊飯器発表イベント」に参加してきました。

一般社団法人おにぎり協会(日本)って何?ってところから始めねばなりませんね、私の場合。失礼ながら、この団体のことは今回のイベントで初めて知りました。
上記の公式サイトによると、団体としては2014年に設立され、
一般社団法人おにぎり協会では、おにぎりを日本が誇る「ファーストフード」であり「スローフード」であり「ソウルフード」であると定義し、その文化的背景も含めて国内外に普及させていくことを目的としています。
一般社団法人おにぎり協会では、2020年に開催される東京オリンピックまでにおにぎりの良さを国内外に発信、普及させ、多くの人々にその味わいを愉しんでもらい、日本の実質的な食文化を理解してもらうべく活動しています。
とのこと。ニッポンのソウルフードであるおにぎりを世界に紹介しようという訳ですね。なかなか面白い団体ですな。
そんなおにぎり協会が、今回はおにぎりを作るのに欠かせない炊飯器の中でも、特にこれは!というものを「おにぎり協会認定第一号炊飯器」に選定したとのことで、その授与式も兼ねたイベントなのでした。

まずは協会代表の中村さんと、グルメエンターテイナーのフォーリンデブはっしーさんが登壇し、今回の食べ比べで饗される五種のお米、そしてそれに合うということで選ばれた具材を紹介。
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その五種類の米と具材とは、
  • ひとめぼれ(宮城県) + 牡蛎の有馬煮(実山椒煮)
  • つや姫(山形) + だだちゃ豆と青大豆のチーズ和え
  • ミルキークイーン(茨城) + ひきわり納豆とすりレンコン和え
  • コシヒカリ(愛媛) + 鯛アラのみぞれ煮
  • たかたのゆめ(岩手) + 牛バラ肉すき焼き風
です。
最初の四つは私も聞いたことがあったし、「ひとめぼれ」と「つや姫」は食べたこともあるものでした。でも、たかたのゆめ(公式サイト:陸前高田だけの米「たかたのゆめ」)って初めて聞いた名前だったのですが、震災復興のシンボルとしてブランドを確立しようとしているお米だそうです。そして「岩手・陸前高田のコメ「たかたのゆめ」が、おにぎり協会認定第一号に選ばれました。 | 一般社団法人おにぎり協会 Onigiri Society」とのこと。復興支援の一環でもあるのですね。“食べて復興を支援”ならば私でも協力できそうです。

ところで、フォーリンデブはっしーさんも初めましてだったのですが(今回は知らないことばかりだった。。。)、流石詳しいですな。そして、米の味や魅力を表現する言葉を知っていらっしゃる。米ソムリエです、まさに。「この米は粘りけが強いので、納豆などのネバネバと合わせればまさに最強!」なんて説明されると、なるほどねぇと納得してしまうのでありました。なにせ「米と具材のマリアージュがおにぎり」であるなんて言われちゃもう、食べるしか無いでしょう。
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そしてお次は表彰式。おにぎり協会認定第一号炊飯器の「三菱電機 IHジャー炊飯器 本炭釜 KAMADO 5.5合炊き」を開発した、三菱電機の偉い方に表彰状が授与されたのでありました。
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引き続いて、本炭釜 KAMADOの説明がありましたが、詳細は後述。
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入れ替わりで登壇したのが、おにぎり専門店としては東京で最も老舗の「おにぎり 浅草 宿六(やどろく)」の大将。美味しいおにぎりの握り方講座です。この方、2015年ミラノ国際博覧会 日本館(EXPO Milano 2015 Japan Pavilion)でもフォーリンデブはっしーさんとコンビで(?)、おにぎりの握り方講座をされたとか。海外にもその腕前が知れ渡っている達人なんですね。

さて、その秘訣とは「おにぎりは強く握らない」とのこと。一個分のご飯を取り分けたら、そこですぐには握らず、まな板の上に置きましょう。そして、まな板の上でやんわりと三角形を作ります。そう、そこであらかた形を作ってしまい、その後に手にとって三回、軽く握って終了。これだけだそうです。なるほど、これが老舗の技って奴ですね。
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★ 三菱電機 本炭釜 KAMADO とは

では、美味しいお米(ご飯)はどうやって炊いたら良いか。それはこの本炭釜 KAMADO を使えば良い、と言うことになるのでしょう。以下、聞いてきた美味しさの秘密です。

まずはやはり火加減。大火力で炊くのが良いのですが、圧力をかけてはダメだそうで、一気圧をキープし、温度も普通に100℃が良いのだとか。
あと、この釜の形状も重要。「羽釜」と呼ばれている奴で、上部に羽根のような突起がぐるりとくっついています。お釜って確かにこういうイメージですね。実はこの形状に大きな秘密があるんだそうです。お米を美味しく炊くのには100℃に保つ必要がありますが、それでは沸騰している訳ですから、吹きこぼれてしまいます。ところが、この羽根があるとそこで熱の伝わり方が変化し(放熱するんですね、ここから)、そこから上部の空間は3℃ほど低くなるのだそうです。たったそれだけの違いなのですが、温度が下がることによって沸騰が収まり、泡の成長が止まり、吹きこぼれることを防いでしまうのです!なんと、この羽根にはそんな意味があったんですねぇ。いやぁ、知りませんでした。

そしてこのお釜、炭(炭素)でできているんですが、製造になんと100日もかかるんだそうです。1500℃で焼き、さらにもう一度、1500℃で焼き固め、最後に3000℃で焼き締め出来上がり。いやぁ、手が掛かっているんだなぁ。
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そしてそしてコントローラーの性能もすごい。お米の銘柄を指定すると、その米に合った炊き方をしてくれるんです。こりゃおにぎり協会でなくても表彰したくなります。
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★ そして、試食タイム

と言う訳で、お待ちかねの試食タイム。なんだかんだ言ったって、本当に美味しいかどうかは自分の舌で確かめないと分かりません。

でも、すぐには食べられなかったんですよ。ブロガーの集まりなので、まずは写真タイム。まあ、これだけおにぎりがきれいに並んでいると写真に収めたくなるというもの。しばしの我慢。

で、やっといただけました!ミルキークイーンは粘着質というか、モチモチとした粘りけが強くて、確かに「納豆とのネバネバのマリアージュや!」という感じ。これ、美味しい。
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ひとめぼれには牡蛎の有馬煮。これ、牡蛎の有馬煮が美味しすぎて、ちょいと米の味が分からなくなっちゃいました。おにぎりとしてはとっても美味しかったんですけどね。
ちなみに、おにぎり協会ではそんなこともあろうかと、具なしの塩結びもそれぞれのお米のものを用意してあったんです。さすが!で、それでいただいたひとめぼれは甘みを感じる優しい味でした。ふっくら美味しいご飯、って言うのはこういう感じなのでしょう。
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つや姫+だだちゃ豆と青大豆のチーズ和えもインパクトがありました。クリーミーな具材ってどうなの?思ったんですけど、おにぎりは奥が深い。どんと受け止めてくれていました。これも美味しかった。
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一番気に入ったのはこの たかたのゆめ 。牛バラ肉すき焼き風 の具材ありももちろん良かったのですが、塩むすびが絶妙でした。もっちりと言うよりも、歯応えというか、しっかりとした食感がグッド。私、水分の少ない方が好きなんです。きっとこの米、インドカレーやお茶漬けなんかでも存在感を失わずにいてくれそうです。
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美味しかった。ごちそうさま。やっぱり、おにぎりって良いですねぇ。それを再確認したイベントでした。

さて、みなさんはどのお米に興味あります? 私は、お土産に貰った「たかたのゆめ」をいただくのが楽しみなのでありました。
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JUNKO

美味しいご飯は最高のごちそうです。
by JUNKO (2015-10-28 22:51) 

ぶんじん

JUNKOさんへ:
久しぶりに「これ美味しい!」と思えるおにぎりでした。
by ぶんじん (2015-10-29 15:15) 

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