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「旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」展 : あ、ここ、行ったことある!と声が出ちゃいます [美術 : 美術展、写真展紹介]

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「旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」展 at 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」の記事で事前告知した美術展に、WindamArtPRさんから招待券をいただいて観てきました。

★ 展示内容

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の「旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」展 は、島根県津和野町にある安野光雅美術館の所蔵作品から、ヨーロッパの風景を描いたものをピックアップした企画展です。展示作品は約100点。なかなか見応えがありますよ。

展示は描かれた土地ごと、出版された画集ごとにグルーピングされています。
  1. ヨーロッパ周遊旅行
  2. 歌の風景 : 「歌の風景」講談社 2001
  3. 旅の絵本
  4. 繪本 即興詩人 : 「繪本 即興詩人」講談社 2002
  5. 風景画を描く : 「安野光雅 風景画を描く」日本放送協会 2006
と、こんな感じ。
紀行文の抜粋も、それぞれのコーナーの最初、および一部の作品に添えられています。それらの文章を読むと、画家がどんな気持ちでこの景色を眺め、そして描いたのかを垣間見ることができます。作品そのものの印象、そして画家の気持ちを知ってから見た感じ、さらには自分の想い出と、一つの作品からいくつもの思いが感じ取れるようになっているのです。

★ 感想

旅先で見た風景って、そこで撮った写真を見れば詳細まで思い出せるでしょう。でも、記憶の中の風景って、写真とはまた別物。ディテールよりも、印象に残ったものが強調される感じ。安野光雅作品はその中間くらいなのだろうか。それなりの正確性を持って風景が描かれていると思う。でも、同時に記憶の中の風景のように温かみや懐かしさ、その時にその場所で感じた楽しさやわくわく感がちゃんとあるのだ。
なので、観ていると楽しくなってくる。行ったことない、TVで見ていつかは行きたいなぁと思った場所が描かれていたり、そしてもちろん、自分で行ったことのある場所だとさらに感激してしまう。
例えば、フランス アルザス地方の街ストラスブールを描いた一枚は、イル側のゲートを描いたもの。遙か昔、私もまさにこの風景を見たことがあったのでした。こういうのが一枚でもあると観に来た甲斐があるというもの。会場でも「ここに行ったことある」「ここに行きたい」なんて声が聞こえてました。

きっとあなたの思い出の場所・憧れの場所が見つかるんじゃないですかね。おすすめの美術展です。特にあなたが旅行好きならば。
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★ 美術展情報

「旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」展は下記の通り、開催中。





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