東京都庭園美術館 リニューアルオープン : アールデコの世界を堪能 [美術 : 美術展、写真展紹介]
★ 東京都庭園美術館 リニューアルオープン
一年間以上でしょうか、改装・改築のために閉館していた東京都庭園美術館|TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUMがリニューアル・オープンしていました。もう、先月(Nov/2014)の話なのかな。旧朝香宮邸の内装を整え、そして、展示スペースとして新館を設けた形です。新館はこれまでカフェやミュージアムショップがあったところ。リニューアル・オープンを記念して、
「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる 2014年11月22日(土)-12月25日(木)」
と題した展示をしています。つまりは旧朝香宮邸の内装そのものをじっくり見ましょうという企画。また、新館では改装作業の様子をビデオに収めたドキュメンタリー映像の上映もしていました。
でも、なんと言ってもうれしいのは「(平日に限り)館内撮影OK」ということ。三脚を使っちゃイケないよ、などの条件付きではありますが、改装された館内を写せるんですから、これはもう行かないといけないでしょう。
本館から新館に渡る通路から見た新館。
★ 旧朝香宮邸の館内撮りまくり
以前も館内撮影OKという企画はありました。一般向けだったり、ブロガー招待だったり。過去記事はこちら今回は全面改装と言うことで、例えば暖炉のカバー(真鍮で出来ています)などの細かいところも修復が施されています。ピカピカというと誤解を生むけど、"当時"の雰囲気を蘇らせてくれているのです。
以下、パシャパシャ撮りまくった写真の一部を。
旧朝香宮邸と言えばこれ。玄関ホールを飾るガラス細工。
金属や大理石は時を重ねることによってその存在感を増す気がします。
扉や窓の取っ手は部屋ごとにデザインが異なっていて、それを見るだけでも楽しいですよ。この白い部分は何で出来ているんでしょう?プラスチックってことはないだろうから、象牙?!
部屋ごとに家具も展示物の一部として配置されていて、これまでよりも"生活感"を感じることが出来るようになっていました。朝香宮家一家のみなさんがここでどんな生活を送っていたのかを想像しながら見るのも一興。
こんな感じで暖炉の囲いや換気孔の蓋には真鍮の飾りがしつらえてあります。あっちこっちにあるんで、全部でいくつあるんでしょうね。これを一つ一つ丁寧に修復してます。その様子は、新館で上映されている映像で確認してください。
食堂の暖炉の上の壁画。
階段も渋い。
階段の手すりはさらに渋い。
床の寄せ木造り(?)がおみごと。タイルじゃなくて木だというところがいいですな。
細部にわたっていい仕事がされている館内。みなさん、夢中になって写真撮影しています。
ガラスもいい。向こう側が揺らめいて見えています。完全に隠すでもなく、透明な訳でもなく、日常の風景が優しい雰囲気に変わっていました。
書斎。こんな部屋、欲しいなぁ。。。。。。。
東京都庭園美術館公式アプリなんてのが提供されていまして(Android / iOS)、なんと無料で配布中。本館(旧朝香宮邸)館内を巡りながら聞ける音声ガイド(日本語・英語対応)付き(館内で使用の際はヘッドセット利用のこと)。
今回のイベントは12/25で終了してしまいますが、たぶんまた行われるんじゃないかと思います。機会があれば是非、どうぞ。アールデコってのはこういうものなのかってのを実感できると思います。
リニューアルに合わせて刊行された参考書はこちら。
アール・デコ建築意匠: 朝香宮邸の美と技法
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めりーくりすます★彡
by ぴーすけ君 (2014-12-24 12:40)
ぴーすけ君さんへ:
Very Merry Christmas !
by ぶんじん (2014-12-24 19:43)