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八丈島旅行記 : 八丈富士からの眺めと温泉三昧 [旅行 :旅日記]

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八丈島旅行記 : まとめページ(目次)はこちら

★ 八丈富士からの眺め

空港の案内所で手配してもらい、レンタカーを確保。空港まで迎えに来てくれるので楽ですね。ちなみに、帰りも送ってもらえます。
東雲さんに教わった通り、品川ナンバーでしたよ。なるほど、確かにここは東京都だ。
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さて、個々に見るべきポイントは調べてきたのですが、どこからどう廻ろうかほとんど考えていませんでした。案内所のお兄さんのアドバイスでは
「まずは八丈富士に登るべし。そこから島内を見渡せるので距離感や位置関係を確認してみるのがいいぞ。」
とのこと。なるほどと思い、さっそく八丈富士の中程にある八丈富士牧野ふれあい牧場を目指しました。
八丈富士の標高は850m程度ですが、牧場はその中腹にあります。本物の富士山の"お中道"は危なっかしくって歩いて廻るのは危険だそうですが、八丈富士の中道は自動車で一周できるようになっています。そして、牧場はその道からちょっと入ったところにあります。
牧場ですからね、当然ながら牛さん達が一杯。近づくとちょっと、昼寝を邪魔されたためか迷惑そうに"もぉぉ~"っと文句を言われてしまいました。
ちと残念だったのは、ちょっと前までここで作られた牛乳が売られていたようですが、販売休止中になってしまっていました。
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牛さん達の間を通って展望台に向かいます。ここで気をつけねばイケないのは彼ら・彼女らの"落とし物"。景色に見とれて足元がおろそかになっていると大変なことになりますよ。
下の写真は、展望台から牧場、そして山の頂上を眺めた景色。
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なるほど、案内所のお兄さんの言う通りの景色が展望台から見ることができました。方向としては南に向かって眺めている感じ。真ん中右側には空港の滑走路が見えますね。その左側、海に向かって三根の集落が広がって、左端には底土港(東京竹芝桟橋からやってくるフェリーが着岸する港です)があり、その先は太平洋。
奥に見える山は三原山。東側には集落はなく、西から南にかけて樫立・中之郷・末吉が位置しているそうです。山の向こう側になっちゃうんでここからは見えないんですけどね。
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パノラマモードでパシャリ。空港を含んで真ん中から西側が大賀郷。ちなみに今夜の宿はあの辺り(?)のペンション。さすがにここからだとよくわかりませんね。
それにしても分かり易い地形だ。そして、やっぱりここは海の中に浮かぶ島なんだなと改めて実感。
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★ 温泉三昧

せっかくなので初日は島のあちこちに行ってみようと、ささっと計画を立案。登ってきた八丈富士の登山道とは逆の、北西にある道を使って下山し、島のほぼ北端に。その後、西側の道を、島をぐるっと半周して温泉地を目指すことにしました。
八丈富士が出来たのが新しいせいか、溶岩でできた大地には水が蓄えられないらしく、温泉がこちら側にはありません。温泉は南側にある三原山の、東側(末吉)と南側(中之郷)、西側(樫立)に集中しています。
行ってみて知ったんですが、湯巡りできる"入湯証"ってのがあって、一日券(700円)、複数日券などいろいろありました。これを買えば700円で四箇所の温泉に入れます。ただ、それぞれの温泉で定休日があるのでご注意を。
あと、どの温泉にもロッカーはあるものの、タオルの用意がないので持参しなければいけません。私は手ぶらで行ってしまったので、最初に300円で手ぬぐいを購入しました。まあ、それもお土産にはなりますけどね。
あと、休憩コーナーはあるものの、自動販売機で飲み物を売っているくらい。何か食べたいならば持参しなければいけないようです。
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● みはらしの湯 : オーシャン・ビューな露天風呂がグッド

まず向かったのは「末吉温泉 みはらしの湯」。オフシーズンなのでとても静か。ガラガラでした。
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でも、猫くんがちゃんとお出迎えしてくれましたよ。まあ、歓迎されているのかどうか、この表情からは分かりませんが。。。
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みはらしの湯という名前から分かるように、ここはオーシャン・ビューの露天風呂で有名だそうです。ただ、(残念ながら?)混浴ではないので、その露天風呂には入れるのは曜日ごとに男性・女性と交代制になってます。たまたま私が行ったときは男性の日だったので、運良く自慢の露天風呂に入れましたよ。
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残念ながら温泉の中は撮影禁止。露天風呂からの"みはらし"は行った人だけの秘密のようです。
ちょっと違うんですが、近くで写した写真を代わりに。実際の景色はもうちょっと右寄り。海水浴場や小岩戸ヶ鼻(岬)が見え、その向こうには海が広がっていました。また、上を見れば周りに建物がないので空が広い。広い空間を独り占めしているみたいで、とても気持ちが良かったですよ。
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そんなみはらしの湯にはテレビの取材なども多く、芸能人のサイン色紙が一杯貼ってありました。
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休憩コーナー。TVと扇風機とマッサージ・チェアがあるくらいで、あとはのんびり過ごすのがここのルールのようです。
私が行ったときには、地元のおじいちゃん二人組がくつろいでいました。自動販売機を探してうろうろしている私に話しかけてきてくれ、それからはじいちゃんたちとしばらくおしゃべりしちゃいましたよ。昼ご飯の美味しい店も紹介してもらえたし、「次は奥さんを連れてきな。一緒にカラオケに行こう!」と誘われてしまいましたよ。予習で読んだ本「茄子の樹―八丈島の豊かな自然と歴史と民俗を歩く」でも、八丈島の人は外から来た人を温かくもてなし、みんな親切と書いてあったけど、まさにその通り。このおじいちゃんたちだけではなく、色んなところで話しかけてくれる人がいたし、こちから話をするとニコニコして応えてくれる人ばかり。いいところです、八丈島。
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● ザ・BOON : サウナ付き温泉

次に向かったのは「ブルーポート・スパ ザ・BOON」。こちらは三原山の南側、中之郷地区にあります。
そうそう。自動車で走っていて思ったのですが、八丈島では店や温泉、宿などの看板が小さい!曲がり角にちょこっと書かれている程度なので、何度も曲がる場所を間違えてしまいましたよ。このザ・BOONも然り。まあ、そんなに道は多くないので、間違いにすぐ気が付きましたけど。

ザ・BOONの外観。こちらもお客さんはパラパラ。
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これが湯船のある建物。なかなか"オープン"な造りになっていて、窓が開放的。女性用も建物の反対側にあるんですが、そちらも"オープン"なのかはさすがに確認するのをためらいました。。。
ロトンド風なのかな、この造り。お城っぽい外観がユニーク。中に入ると天井が高くて、そして見ての通りに天窓もあって、広々とした風呂でした。
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休憩コーナーはテーブル席と、奥に座敷も。テーブル席側には小さいながらステージもしつらえてあって、カラオケ大会なんぞができそう。芸能人を呼んで歌謡ショーでもするのかな。
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こちらは男湯・女湯が固定。
露天風呂はないんですが、サウナがあるのが特徴。
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さてさて。実はここで大事件発生!
脱衣所にあるこのロッカー。服を入れて鍵をかけたまでは良かったのですが、風呂から上がってきて開けようとしたら、なぜか開かないんですよ。鍵を差し込んでも回ってくれない。いやぁ、困りましたよ。空いていて誰もいなかったので湯船を独り占めしたのは良かったけど、この時ばかりは誰か来てくれないかなぁと途方に暮れてしまいました。
このまま裸で(みはらしの湯で買った手ぬぐい一枚だけ・・・)、あの休憩コーナーの先の受付まで行くのはさすがに躊躇われて、十分以上ロッカーと格闘。それでも開かず。その時、やっとお客さんがやって来たので、お願いして人を呼んでもらいました。
やって来たのは受付のおばちゃん。実はよくあるんだそうです。海が近くて鍵・錠が錆びてしまうのだとか。慣れたものでおばちゃん、KURE [ 呉工業 ] 5-56(多用途・多機能防錆・潤滑剤)を持ってきて、鍵穴にプシュー。そしたら、あんなにびくともしなかった鍵がカチャッと開いたのでした。ふぅ、助かった。その間、裸でいること十五分ほど。すっかり冷え切ってしまったので、もう一度湯船に浸かって温まり直したのでありました。
いやぁ、一時はどうなるかと思いましたよ。よくTVのドッキリ何とかで若手芸人が引っかかるイタズラと似たようなもの。彼らの気持ちがよくわかりました。
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そんなことがあったんですが、終わってみればこれも笑い話。こうやってブログのネタにもなったし、ブロガーとしては喜ぶべき事件だったかも。それに、人を呼んでくれたおじちゃんも、受付のおばちゃんも、話せばいい人ばかり。雨降って地固まるじゃないけど、八丈島の人のことをさらに好きになっちゃいましたよ。

とはいえ、さすがに身体が冷えてしまい、気力も萎えたため、温泉巡りはここで終了にしました。すぐ近くに中之郷温泉「やすらぎの湯」があったんですけど。

そうそう。湯巡りの"入湯証"が700円であったのは上述の通りですが、みはらしの湯に普通に入ると500円。そしてザ・BOONは700円。そう、ザ・BOONに至っては、四箇所入るのと同じ値段なんですよ。これならば"入湯証"にしない理由がないでしょう。なんとも不思議な、いや、太っ腹な値段設定です、八丈島。

ハプニングはありましたが、久しぶりの温泉は気持ちが良かった。いい湯でした。
さて、次は泊まったペンションの紹介をします。その話はまた。

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コメント 3

JUNKO

八丈島にはそんなに温泉があるのですか。全く知りませんでした。ハプニングもいい思い出ですね。
by JUNKO (2014-11-29 21:21) 

ぶんじん

JUNKOさんへ:
火山の噴火で出来た島ですから、今も地熱パワー健在のようです。
by ぶんじん (2014-11-30 11:47) 

東雲

こんばんは!
ぶんじんさんの、八丈島観光記、楽しく拝見しました。
私達家族が八丈島を訪れたのは、まだ残暑厳しい9月の連休でしたので、
“温泉”はチョット・・・、と、私と2人の娘は入りませんでしたが、
主人は最初に“末吉温泉 みはらしの湯”に入り、
「気持ち良かった~!」と言っていたのを覚えています。

宿泊は、“十五夜”というペンションでした。
夜は、それまでに見た事の無い満天の星空に、家族みんなが感動しました。

ぶんじんさんの旅に便乗して、私たちの思い出のアルバムをめくっています。
by 東雲 (2014-12-05 21:07) 

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