BESSA-R4Mで駒込富士と食行身禄の墓(海蔵寺富士塚) [散歩写真]
本郷から始まった散歩もやっとゴールです。今回の目的地は駒込富士でした。
紹介した順番は違っちゃいましたが、吉祥寺に行く手前にある小さな寺院の海蔵寺。富士塚の話を知る前に来たとしたらただのおもしろい塚で終わっていたかもしれない。いや、きっとこの寺に立ち寄ることもなかったと思う。そんなこぢんまりした寺です。本堂の横には墓地が広がっているのですが、その真ん中にあるのが富士塚。溶岩を積み上げた立派なものです。鳥居や手水舎もあり、「身禄行者の墓」の立て看板が。
食行身禄(じきぎょうみろく)は十八世紀初頭、江戸時代の人。富士講を広め、富士山にある烏帽子岩の上で断食してそのまま入定したそうです。そんなことから富士講信者から崇拝される存在となり、各地の富士塚に彼をリスペクトした烏帽子岩(に模した岩や石碑)が設けられ、身禄の名を刻んだ石碑も建てられている。この海蔵寺の富士塚にもその頂上に堂々とした石碑が建ってました。亡くなってからもこうやってずっと富士山の上に座しているとはさすがです。身禄は「正直が大事。男女平等。身分の否定」など、当時にしてはかなりradicalな思想を持っていたようです。富士山を拝んでいると、世の中の些細な違いや争いごとが無意味に思えてきたのかもしれませんね。
身禄の墓に詣でた後、やっと今回のゴールに到着。「一富士・二鷹・三茄子は駒込名物を歌ったもの」との説があり、その富士とは駒込富士神社の富士塚「駒込富士」のこと。とってもでかいです!まさに小山。とても急な階段が頂上まで一直線に伸びていて、その横にはたくさんの石碑。頂上には立派な富士神社の社が建っています。これならばたくさんの人が押しかけても大丈夫そう。七月の山開きの日にはお祭りが開かれ、この急な階段も人で一杯になるとか。この日は頂上脇の広場で子供達が鬼ごっこ(?)をしていたくらい。静かなものでした。
さて、ここまででこの日の散歩は二万歩。いやぁ、よく歩きました。歩き疲れて駒込富士に着いた頃にはへろへろ。この急階段が厳しかったな。
まだまだ散歩すべき場所は色々とありますね。
カメラ:BESSA-R4M
レンズ:SnapshotSkopar 25mm
フィルム:DNP CENTURIA 200
身禄の墓。立派です。富士山そのものです。
ごつごつとした溶岩。昔は富士山から溶岩を運んできて塚を造ったそうです。この塚はどうなんでしょうね。
十七夜講社。なんか秘密結社みたいでかっこいいなぁと思ってしまうのはコンスピラシー・マニアックすぎ?
駒込富士頂上の富士神社。急階段を上った後で息が切れていたのか、絵が傾いてますね。いや、それはいつものことか。
駒込富士全景。
御胎内もしっかり再現されています。
紹介した順番は違っちゃいましたが、吉祥寺に行く手前にある小さな寺院の海蔵寺。富士塚の話を知る前に来たとしたらただのおもしろい塚で終わっていたかもしれない。いや、きっとこの寺に立ち寄ることもなかったと思う。そんなこぢんまりした寺です。本堂の横には墓地が広がっているのですが、その真ん中にあるのが富士塚。溶岩を積み上げた立派なものです。鳥居や手水舎もあり、「身禄行者の墓」の立て看板が。
食行身禄(じきぎょうみろく)は十八世紀初頭、江戸時代の人。富士講を広め、富士山にある烏帽子岩の上で断食してそのまま入定したそうです。そんなことから富士講信者から崇拝される存在となり、各地の富士塚に彼をリスペクトした烏帽子岩(に模した岩や石碑)が設けられ、身禄の名を刻んだ石碑も建てられている。この海蔵寺の富士塚にもその頂上に堂々とした石碑が建ってました。亡くなってからもこうやってずっと富士山の上に座しているとはさすがです。身禄は「正直が大事。男女平等。身分の否定」など、当時にしてはかなりradicalな思想を持っていたようです。富士山を拝んでいると、世の中の些細な違いや争いごとが無意味に思えてきたのかもしれませんね。
身禄の墓に詣でた後、やっと今回のゴールに到着。「一富士・二鷹・三茄子は駒込名物を歌ったもの」との説があり、その富士とは駒込富士神社の富士塚「駒込富士」のこと。とってもでかいです!まさに小山。とても急な階段が頂上まで一直線に伸びていて、その横にはたくさんの石碑。頂上には立派な富士神社の社が建っています。これならばたくさんの人が押しかけても大丈夫そう。七月の山開きの日にはお祭りが開かれ、この急な階段も人で一杯になるとか。この日は頂上脇の広場で子供達が鬼ごっこ(?)をしていたくらい。静かなものでした。
さて、ここまででこの日の散歩は二万歩。いやぁ、よく歩きました。歩き疲れて駒込富士に着いた頃にはへろへろ。この急階段が厳しかったな。
まだまだ散歩すべき場所は色々とありますね。
カメラ:BESSA-R4M
レンズ:SnapshotSkopar 25mm
フィルム:DNP CENTURIA 200
身禄の墓。立派です。富士山そのものです。
ごつごつとした溶岩。昔は富士山から溶岩を運んできて塚を造ったそうです。この塚はどうなんでしょうね。
十七夜講社。なんか秘密結社みたいでかっこいいなぁと思ってしまうのはコンスピラシー・マニアックすぎ?
駒込富士頂上の富士神社。急階段を上った後で息が切れていたのか、絵が傾いてますね。いや、それはいつものことか。
駒込富士全景。
御胎内もしっかり再現されています。
ご近所富士山の「謎」 富士塚御利益散策ガイド (講談社プラスアルファ新書)
- 作者: 有坂 蓉子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: 新書
タグ:富士塚
一富士・二鷹・三茄子は納得です!^^
しかし、良く歩きましたね^^
by Ranger (2009-02-28 11:16)
よく通る場所なのに、「海蔵寺」に気づいていませんでした。
いつか行ってみたいです。
by TaekoLovesParis (2009-02-28 14:58)
駒込富士は知りませんでした。溶岩を運んで来るとは、やはり信仰の対象だったんですね。
二万歩はすごいです。自分もけっこう歩く方だとは思いますが、二万歩は歩いたことないかも〜
by HEIJI (2009-02-28 23:52)
Rangerさんへ:
この後、駒込駅まで行って、三茶でフィルムを現像に出してと、24,000歩になりました。新記録に近いかも。
TaekoLovesParisさんへ:
住宅地に入り込んだところにあるので「さあ、行くぞ」と思わないと気がつかないかもしれませんね。
HEIJIさんへ:
見た目だけならもっとなめらかな山肌にすればいいのに、きっと苦労して登る山だということを強調したいのでしょう。
by ぶんじん (2009-03-01 10:50)
結構、しっかり高さのありそうな富士山ですね。
登山の用意・・・までは要らないけど、気合は必要ですね。
by enmiho (2009-03-02 13:09)
enmihoさんへ:
かなーり急坂を登らねば鳴りません、駒込富士。でも、この右手に「女坂」があり、もうちょっと楽に登れるのでした。
by ぶんじん (2009-03-03 22:43)