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「今森光彦写真展 昆虫 4億年の旅 -進化の森へようこそ」展 & 「ヴィジョンズ オブ アメリカ 第1部 星条旗 1839-1917」展 [美術 : 美術展、写真展紹介]

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東京都写真美術館で「今森光彦写真展 昆虫 4億年の旅 -進化の森へようこそ」展&「ヴィジョンズ オブ アメリカ 第1部 星条旗 1839-1917」展を観てきました。

節足動物はその種類の多さで他を圧倒しており、その代表格である昆虫はほんとにいろんな奴がいておもしろい。あごが上下ではなくて左右に開く構造になっているというだけで、あんなにも顔つきが変わるんだから。でも、写真に納めるのは大変だろうと思う。何せ小さいし、動きは速いし、こっちのいうことは聞いてくれない(だろう)し。そんな彼らを追い求めた執念はすごいです。で、彼らのどアップや華麗なる飛行の瞬間などのベストショットが目白押し。そのフォルムに見入ってしまいますよ。
バッタ(キリギリス?)の顔が秀逸。長~い顔の奴がいたり、目がちょこんと飛び出し気味にくっついているのがいたりととてもユーモラス。色も緑だけではなく、黄色っぽかったり土色だったり。進化を推し進めるのが適者生存の原理(生き残りに有利な特徴を持っている奴が増えていく)だとしたら、なんでこんなのが勝利者になったのだろうかと不思議でしょうがない。バッタ界では馬面がもてるのでしょうか?!


「ヴィジョンズ オブ アメリカ 」展も予想外におもしろかったですよ。西部開拓時代にその土地の記録として撮られた写真が特に気に入りました。まさにトムソーヤやハックルベリーフィンの世界。ディズニーランドでみる西部のイメージそのものがそこに写ってました。深い森や川岸のログハウス。遠くにははげ山。ビッグサンダーマウンテンですよ、これは。
もちろん、実際のそこでの暮らしは楽ではなかったでしょうけど、現代人・都会人が勝手に感じる郷愁がてんこ盛りでした。これらの作品を観るだけでも価値ありでしたよ。



★今森光彦写真展
■会期:2008年7月5日(土)→8月17日(日)
■休館日:毎週月曜日
■料金:一般 800(640)円/学生 700(560)円/中高生・65歳以上 600(480)円

★ヴィジョンズ オブ アメリカ展
■会期:2008年7月5日(土)→12月7日(日)
■休館日:毎週月曜日
■料金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円
※東京都写真美術館友の会会員は無料



昆虫4億年の旅

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  • 作者: 今森 光彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 大型本



メモリーズ・オブ・アメリカン・ドリーム (とんぼの本)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本



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コメント 5

リカ

昆虫の顔なんてじっくりみたことない、っていうか、普通に生活していたら見ることができないから見てみたいかも~☆
やっぱりバッタは仮面ライダーみたいな顔してましたか?
by リカ (2008-07-28 23:20) 

Ranger

今森光彦さんの昆虫写真、僕も大好きです^^
by Ranger (2008-07-29 14:30) 

ぶんじん

リカさんへ:
本物はちっこいですからねぇ。それがどどーんとアップになっているのは大迫力です。

Rangerさんへ:
こんな写真、撮ってみたいです、私も。
by ぶんじん (2008-07-30 22:30) 

mamire

見てみたいけれど、見るには勇気が必要かも。
昆虫怖いです。
by mamire (2008-08-02 23:44) 

ぶんじん

mamireさんへ:
いえいえ。怖いのもいるけど、思わず吹き出しちゃうようなひょうきんな顔の連中も一杯ですよ。
by ぶんじん (2008-08-04 22:27) 

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