アルジャジーラのニュースサイトを読む:日本では報道されない話が一杯 [雑感]
★ アルジャジーラとは
英語の勉強を兼ね、Al Jazeera (アルジャジーラ)のニュースサイトをたまに読んでます。Al Jazeera (アルジャジーラ)は、“中東のCNN”と呼ばれることもあった(今も、かな?)、アラビア語と英語で二十四時間、ニュースを放送している衛星ニュース局です。あの、ドーハの悲劇 - Wikipediaでお馴染みのドーハ(カタール)にある会社で、Internetを介して今や全世界で視聴されています。
そして、ネット上のサイトでは“新聞形式”でニュースを配信しています。こちらならば、辞書を使いつつ、なんとかなる感じ。
さて、そんなアルジャジーラですが、扱っているニュースは中東を中心に世界中に渡っています。日本の新聞社・TV局は元より、アメリカのそれらともまたちょっと違った観点から“同じ事件・事象”を知ることができ、その意味でも“勉強になる”ことが多いなと感じます。
さらには、中東関係のニュースは、そもそも日本ではほとんど報道されないようなものが多く、こんなことが起きているのかと考えさせられることもしばしば。
ということで、色々な角度から世界を知るにはとてもいい存在なのでした。
★ アルジャジーラのニュースは驚くことばかり
さすがに英語でニュース番組は私の非力なヒアリング力では厳しいものがあるので、もっぱらニュースサイトの記事を読むだけです。が、それで知らない話が多く、勉強になってます。
例えば、「パレスチナでは、イスラエル(の攻撃)によって、この三ヶ月で25人の子どもが殺された」なんてニュースが。
UNICEF warns of excessive use of force, particularly in relation to incidents where Palestinian children were shot dead.
情報源: Israel 'killed 25 Palestinian children' in three months - AJE News
日本に暮らしていると、中東の紛争(戦争)も“対岸の火事”どころか、遙か彼方の他人事とどうしても感じてしまうもの。報道もほとんどされることがないのが実情。でも、日々、こんな悲惨なことが起きているんだと、アルジャジーラのニュースを読んで感じます。こんなニュースが一杯並んでいるんですから。瓦礫の中を逃げ惑う子どもたちの写真は、その国の状況を強く語ってくれています。
戦争・紛争が“日常の出来事”である国・地域に生まれたとしたら、自分はどうしただろうか。実体験がないと想像もできないのですが、それを多少なりとも補い、知識として知ることができるのはありがたいことでしょう。
もちろん、そんな悲惨な話だけが並んでいるわけではありません。中にはこんなニュースも。「中国の警官が、イタリア観光を後押しするため、イタリアでパトロール」なんて話が出てました。
Officers in Rome help Chinese tourists with anything they need, including giving directions to city's many attractions.
情報源: Chinese police on patrol in Italy to boost tourism - AJE News
中国の人達による“爆買い”ツアーは、今や日本各地で見られる現象ですが、ヨーロッパ観光をする人たちも多いんですね。更なる旅行者誘致のためにこんなパフォーマンスも為されているようです。中国(人)の経済パワー、さすがです。
このニュースの場合、イタリアと中国の話で、日本は直接的には絡まないため、日本で報道されることはまずないでしょう。アメリカのニュース局もそれほど取り上げないかも知れない。そんなニュースを知る機会が得られるのは重要。違った視点から世界を見ることの一つかと思います。まあ、このニュース自体はそれほど大きな話ではないでしょうけど。でも、ヨーロッパの国々も中国の経済力に期待しているんだなってのが垣間見られるわけで、世界情勢が見えてくるんじゃないでしょうか。
ということで、英語の勉強がてら、世界を知ることを続けていきたいなと思っているのでありました。
Adieu ! 2015年!! [雑感]
公私ともに色々あった2015年も終わり。年越しそばも食べたし、あとは紅白歌合戦で乃木坂46を観るだけだ。 ということで、来年もよろしくお願いします。みなさんにとって良い年になりますように。
#彼女たちが歌うのはこちら。「君の名は希望」です。
Book For Two : 読み終わった本を持ってスタバに行こう [雑感]
★ Book For Twoとは
朝を中心に、週に三回はスタバに行ってます。会社のそばはもちろん、外出先でもちょこちょこ。Wi-Fiが使えるのが良いし、それよりもなによりもコーヒーやラ・テが美味しいんで、ついつい、通ってしまいます。この時期は店内もクリスマスカラー(赤や緑)で一杯。クリスマスっぽいメニュー(ホット アップルやストロベリー&クッキーチーズケーキなど)も色々。
そんな中、目に付いたのが「Book For Two」の掲示。新メニューの宣伝でもないし、何じゃラホイ?と思ったのが最初でした。で、なんとなく読んでしまいました。それによると、不要になった本をスタバに持っていくと、それを処分(スタバが古本屋さんに売ります)し、その代金で視覚障害者のみなさんにオーディオブックを届けようと言うことらしいです。読書の楽しみをお裾分け、という感じかな。良いですね、こう言うの。
12/25(Fri)まで、ということなので、みなさん、大掃除の合間にお茶するとき、掃除で整理した本を持っていったらいかがでしょうか。
★ オーディオブックはみんなのもの
ただ、一点だけクレーム。オーディオブックとは、という説明書きがあるのですが、そこには「視覚障害のある方が耳で聴いて読書できるように1冊1冊朗読し、その音声を収録したものです」とあるんですよ。
でも、この定義は間違っているでしょう。オーディオブックは万人のためのものであって、変に特殊用途であるような誤解を受ける表現はよろしくない。実際、私も視覚に障害はありませんが、オーディオブックを楽しんでます。車社会の米国では、通勤時にカーオーディオでオーディオブックを聴くというのが昔からの習慣として根付いています。
ということで、Book For Twoの活動自体に何の文句もなく、むしろ応援したいのですが、この誤解は何とかして欲しいな、と。
私としては、オーディオブックがもっと普及してくれると、値段が下がるだろうから、自分にとってもうれしい。そのために、このブログでも何度か紹介をして、普及にほんのちょっとでも貢献しようとしているのです。なので、敢えて書かせてもらいました。
ちなみに、いま読んでいる、いや、聴いているのはこの作品。
黒田如水
- 吉川英治
- 定価:500円