東京国際ブックフェア２００５

東京ビッグサイト（国際展示場）でやっていた「東京国際ブックフェア２００５」に行ってきた。年に一回開催されていて、出版・書店関係者の情報交換や商談、ITを使った新たな「出版」システムの展示・商談がされる展示会だ。が、書店からの出展では即売会が主となっているので、一般の「読者」にとっても楽しいイベントになっている。専門書や大学の出版会の本など、まとめて見る事ができる上に、市価の20%offで買えるのだ。しかも、東展示棟の半分（三ホール分）を使っての展示はとても広くて、650社の展示は全部を見て廻れるものではない。また、実際に見て知ったのだが、扱っているのは本だけではなく、出版関係の流通経路に乗って売られているものということで、CDやPS2のゲームなども売られていた。

「東京国際ブックフェア２００５」
主催：東京国際ブックフェア実行委員会、リード エグジビション ジャパン株式会社
会場：東京ビッグサイト（国際展示場）
会期：2005/07/07(Thu) - 10(Sun) / 7/09(Sat), 7/10(Sun)は一般公開日

去年、初めて見に行き、今回が二度目だ。前回は色々見た挙句、一冊しか購入しなかった。でも、今回は余裕があったのか、そこそこの買い物をした。今回、購入したのは

• 書籍

  「戦国自衛隊」：角川書店：定価362円／購入価格289円

  リメイクされた「戦国自衛隊1549」が公開中。その原作だ。

  「ビンゴ 角川ホラー文庫」：角川書店：定価820円／購入価格656円

  いじめられっ子の祟りか？ホラーですな。

  「東京都の歴史散歩(中) 新全国歴史散歩シリーズ (13)」：山川出版社：定価867円／購入価格693円

  わが街・世田谷が載っていたのでついつい買っちゃいました。

  「蝦夷の地と古代国家 日本史リブレット」：山川出版社：定価800円／購入価格640円

  ”日本人”は単一民族ではないことを知るべきだな、と。

  「中世の天皇観 日本史リブレット」：山川出版社：定価800円／購入価格640円

  「万世一系」が崩れていく中、どうやってそれを取り繕うとしたのか。

• ゲーム

  「ハリーポッターと秘密の部屋」：エレクトロニック・アーツ：定価2,980円／購入価格800円

  かなり原作に忠実（？）な内容らしい。

• その他

  「Moleskine Ruled Notebook」：Moleskine：定価1,600円／購入価格1,300円

  最近、私もお気に入りの手帳です。全種類が並んでいるのを見るのはなかなか壮観。

だ。ゲームはちょっと余計だったが、まあ安かったのでいいだろう。どうしてもこういう場所では財布の紐が緩んでしまう。 直売以外の展示で目を引いたのは、携帯電話向け書籍・コミック「販売」の仕組み。携帯小説が流行なのは知っていたが、続々とそのサービスが増えているようだ。ソニーや松下が電子ブックの専用機を発売しているが、あまり売れているという話は聞かない。私はPDA用に電子書籍を買って読んでみたが、使い勝手は今ひとつだった。ましてや携帯電話では画面も小さいし、操作性ももっとよくない。それなのにこれだけ商売が盛んなのは、いつでもどこでもというニーズに答えることがもっとも重要なのかな。それにしてもコミックは一こまずつ読まねばならず、ちょっと苦しいんじゃないかなぁ。 さて、次回はどんな本にめぐり合えるかな。今年のが終わったばかりだけど、来年がもう楽しみだ。