ASUS ZenBook Edition 30を試す その1 まずは外観チェックでPros / Cons色々 [ガジェット : 面白いもの色々]
★ ASUS ZenBook Edition 30を試用
ASUSは創立三十周年の年。それを記念して、三十周年記念限定モデルがZenfone(スマートフォン)とZenBook(ノートPC)で発売されています。今回、その中で、オンラインストアのASUS Storeと、ASUS Store Akasakaでのみ販売されているZenBook Edition 30を試用する機会を得ましたので、どんな調子の機種なのか、何回かに分けてレポートしたいと思います。● スペック確認
ZenBookには、ディスプレイサイズが15インチ、14インチ、13インチのバリエーションがあります。ZenBook Edition 30は13インチサイズの機種になります。CPUやメモリ、ストレージの異なる二機種が出ていて、スペックは以下の通りです(公式サイトから)。ASUS ZenBook Edition 30 UX334FL(UX334FL-30ASUSi7) | ASUS ZenBook Edition 30 UX334FL(UX334FL-30ASUSi5) | |
OS | Windows 10 Pro 64ビット | |
CPU | インテル Core i7-8565U プロセッサー、動作周波数:1.8GHz (インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大4.6GHz)、キャッシュメモリ:インテル スマート・キャッシュ 8MB | インテル Core i5-8265U プロセッサー、動作周波数:1.6GHz (インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大3.9GHz)、キャッシュメモリ:インテル スマート・キャッシュ 6MB |
メモリ容量 | 16GB 仕様:LPDDR3-2133 | 8GB 仕様:LPDDR3-2133 |
ディスプレイ | 13.3型ワイドTFTカラー液晶、表面仕様:グレア、解像度:1,920x1,080ドット (フルHD)、タッチパネル:非搭載、グラフィックス機能:NVIDIA GeForce MX250 (NVIDIA Optimus Technology対応)、ビデオメモリ :2GB、外部ディスプレイ出力:最大3,840x2,160ドット | |
ストレージ | SSD :1TB (PCI Express 3.0 x4接続) | SSD :512GB (PCI Express 3.0 x2接続) |
サウンド | ハイデフィニション・オーディオ準拠、スピーカー:ステレオスピーカー内蔵 (1W×2)、マイク:アレイマイク内蔵 | |
カメラ | 92万画素赤外線(IR) | |
通信 | 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 | |
入力 | キーボード:85キー日本語キーボード (イルミネートキーボード)、ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド (ScreenPad 2.0) | |
I/F | HDMI ×1、USB3.1 (Type-C/Gen2) ×1、USB3.1 (Type-A/Gen2)×1、USB2.0 ×1、カードリーダー:microSDXC・microSDHC・microSD、オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 | |
バッテリー駆動時間 | 約10.4時間 | 約10.2時間 |
バッテリー充電時間 | 約2.3時間 | 約2.4時間 |
サイズ | 302×189×18.5mm (突起部除く) | |
質量 | 約1.35kg | |
主な付属品 | ACアダプター、製品マニュアル、ScreenPadガイド、製品保証書、専用スリーブ、ワイヤレスマウス |
CPUやメモリ、ストレージ(SSD)は申し分ないでしょう。バッテリーに関しても駆動時間、そして充電時間もこれならば充分。ささっと充電して、ACアダプターなしで出掛けても心配なさそう。
ただ、端子類がちょっと疑問。USB Type-Cだけではなく、USB Type-Aが一つ付いているのは良いとして、もうひとつがUSB2.0というのは解せません。Type-Cをもう一つで良いんじゃないのかな。
● 中身拝見
では実際にモノを見ていきましょう。立派な化粧箱に入っています。「A」の文字をデザイン化したものがドーンと描かれていて、しかも金文字。基調は白。カッコいいですね。
専用のポーチ。革製なのかな。カフェでこれからノートPCを取りだす姿は注目度高いかも。白なので汚れや傷が目立ちそうですが、それも含めて使い込む打ちに“風合い”が出てきそう。
「A」マーク入りのワイヤレスマウス、マウスパッドも同梱されてます。
ACアダプター。カラーは白なのですが、これには「A」マークが入ってなかったな。詰めが甘い?!
三十周年記念限定モデルには保証期間延長のサービスも付いていて、これはその“証書”。ゴールド(っぽい)カードが限定感を出しているかも。
★ 本体外観
もちろん、本体も見てみましょう。裏側。排気口は裏面だけではなく、ディスプレイ側にもあります。
右サイド端子群。ディスプレイ側(写真右側)からmicroSDカードスロット、USB3.1 (Type-C/Gen2)、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック。
左サイド端子群。ディスプレイ側(写真左側)から電源端子、HDMI、USB2.0、USB3.1 (Type-C/Gen2) 。
電源端子がこのパターンなのはいかがなものでしょうか。最近はUSB3.1 Type-Cで給電できるものが増えていて、互換性という点で便利になってきています。私の愛機(「ASUS C434TAを購入 Chromebook生活再スタート」を見てください)でもそうなっているのに。。。その点がちょっと残念。
ディスプレイ側端面。排気口がずらっと並んでいます。
ディスプレイを開いてみた時の様子。本体がちょっと持ち上がって隙間ができ、排気効率を高めているのでは、と思われます。
ディスプレイを開くと、排気口はこの位置に。後ろではなく、上に熱が抜けていく形になるんですね。
ここでマウスについて文句。
デザインが統一されたマウスが同梱されているのはいいのですが、なぜかBluetooth接続ではなく、専用の無線接続器をUSB端子に付けるタイプ。このため、
- USB端子が一つ専有されてしまう。
- 無線接続器はマウス本体内部の、電池ボックスの蓋を開けたところに収納。そのため、取り出すのが面倒。この蓋、開けにくいんです。
- あと、見た目では分からないのですが、マウスには電源スイッチがなく、カバンに入れていても動いたりすると電源オンとなり、電池を消耗してしまう。
さらには、附属のマウスパッドですが、革製(?)のご立派な奴ですが、このマウスと相性が悪く、全然滑らない。ローラーボールを使っていた時代ならばこういうパッドが必要だったかも知れませんが、すぐに使うのをやめてしまいました。
★ キー配列
最後にキーボードをチェック。ファンクションキーが独自仕様になっています。通常のWindowsのキー割り当てと同じように使う場合、Fnキーと同時に押す必要があります。
単独でこれらのキーを押すと「領域指定で画面切り取り(スクリーンショット)」ができたり、「ASUS管理ツール」を起動させたりできるようになっています。慣れると便利かも。
右側辺り。Enterキーは充分な大きさなのですが、その下のShiftキーがかなり小さい。通常の文字キーと同じサイズです。気をつけないと打ち間違えるかも。慣れが必要ですね。
その分、上下左右の矢印キーが通常の文字キーと同一サイズになっています。こっちを使う人が多いのかな?私は矢印キーをタッチタイプ(ブラインド・タッチ)することはないので、小さくしてもらっても構わないのですが。。。
左側辺り。こちらはまあ、こんな感じでしょう。文句ありません。
強いて言うならば、CtrlキーとCapsLockキーの入れ替えができるとうれしいな。なんかできるんですかね。Chromebookだとその機能が(Chrome OSに?)あって、ありがたく使わせてもらっているのですが。
ということで、色々と文句も言ってしまいましたが、「かっこよさ」「オシャレさ」に関しては完璧です。スタバでドヤるにぴったりですよ。りんごマークの機種が安物に見えるかも?!
とは言え、問題は中身ですよね。次回は実際にいじってみた様子を紹介したいと思います。
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