中国 重慶の旅 その2 : 3000万人都市の重慶はタワーマンション建築ラッシュ [旅行 :旅日記]
★ 高層ビルがニョキニョキ
初上陸した重慶の街。中国のスケールの大きさに驚くばかりでした。空港についてタクシーで街まで移動したんですが、イエローキャブの列が凄い。人が一杯、というのがこれだけ見ても分かります。
空港から街に近づいていくと、とにかく高層ビルが一杯。三十~五十階建ての、日本で言えば“タワーマンション”に相当するようなビルがニョキニョキ。しかも、あちこちで新しいビルを建築中で、しかもしかもまとめて二、三棟を一度に建てている状態。人口が三千万人の重慶市ですから、タワーマンションも山ほど必要なのでしょう。でも、ちょっと市街地を離れると広大な土地が余っている様子。“郊外に一軒家”という考えはないんですかね。都心のタワーマンションがステータスシンボルなのかな?
泊まったホテルの近所にあった広場。ここも高層ビルに囲まれちゃっていて、広場ではあるものの、かなりの圧迫感。
日本だと、商業地の周りのビルは、デパートのような商業施設かオフィスビルが普通。でも、ここでは一般(?)向けの住宅ばかり。どれもこれもタワーマンションなんです。
タワーマンションだろうが、ベランダには洗濯物。風で飛ばされないのか心配になってしまいますし、物の落下事故がさらに恐ろしいなと思っちゃいます。でも、そんなことは気にしないようで。。。
川沿いにはちょっと古めかしい街並みが残っていました。というより、テーマパーク的な商業施設になっていて、食べ物屋さん、お土産屋さんが一杯。
★ 街をぶらぶら
短期間でいきなりの大都市になってしまった重慶。近代的なタワーマンションの森の麓では“古き良き”時代の風景も残っているようです。揚げパン(のようなもの)を売っている屋台。“油条”ってやつかな。後ろに看板があるとは言え、歩道の真ん中に陣取っていてなかなか大胆な出店。この屋台、自力で移動できるとは思えないし、長距離移動も無理そう。近所の店からの出張販売なのかな。
「街の商店街」的な場所もありましたよ。違いは、タワーマンションじゃなくて、五・六階建てのビルってことかな。
重慶の街には中国各地(と言っても、より田舎の方でしょうけど)から観光客が押し寄せてました。そのため、食べ物屋さん、お土産屋さんが一杯。日本では外国人旅行客の急増による“オーバーツーリズム”が問題になっていますが、中国では国内からの旅行客によってそんな状況になっているようです。春節の時には観光客だけで人口と同じくらいの三千万人が押し寄せたのだとか。国内需要だけで充分に景気は良さそうです。
ちなみに、名産品らしくてビーフジャーキーがお土産として一杯売られていたんですが、肉類は日本に輸入できない(規制が厳しい)ので、気をつけましょう。帰国時、税関で没収されちゃいます。
取引先の人に連れて行ってもらった火鍋屋さん。山の上に登った辺りにあるんですが、テーマパーク並みに広くて、山全体が火鍋屋という感じでした。一万人は収容できるようです。重慶の人は火鍋が大好きだと言うことですが、それにしても規模が凄い。中国のスケール・パワーは違いますねぇ。
大連で食べた火鍋は、鍋の中に敷居があって、二種類の出汁が楽しめる物でした。が、ここ重慶では辛い出汁だけ。仕切りはあるけど、中は繋がっていて、中身は全部同じです。具材は野菜とホルモン。豚の膵臓だの小腸だのをぐつぐつ煮て食べるスタイル。
でも、ホルモンってそんなにすぐに出汁が染みこまないんですよ。なので、周りは辛いけど中は(あんまり味のない)ホルモン。野菜は美味しかった。素材の味で勝負の、ダイナミックな田舎料理という感じでした。
好景気に沸く重慶、という感じでしたが、夜になるとタワーマンションはなぜか真っ暗。灯りのついている窓(部屋)はポツポツ。不動産投資目当てで購入して、実際には空き家になっているんですかね。最近は規制が厳しくなって投資目的の不動産購入は難しくなったそうですが、まだまだなのかな。
旅行客にはその真相に踏み入ることは難しかった。実際はどうなのだろうか。
あら。行っていらしたのですか。圧倒されること多かったでしょうね。
by JUNKO (2019-11-06 15:58)
JUNKOさんへ:
本当に中国はスケールが違うなぁと感じましたよ。良き隣人として仲良くやっていきたいものです。
by ぶんじん (2019-11-06 20:44)