中国 重慶の旅 その1 : 初めてのLCCフライト SPRING JAPANで飛んでみた [旅行 :旅日記]
★ 重慶へ出張
本業の仕事で、中国の重慶へ出張に行ってきました。中国市場の視察や技術者との意見交換が主な目的だったので、気分的には楽な出張でした。そのため、写真も一杯撮る余裕があったので、何回かに分けて紹介します。重慶市は”直轄市”という特別扱いの市だそうで、中国に四つあるうちの一つです。そのためか人口はなんと三千万人以上!東京都の三倍ですね。いやぁ、ものすごい。さすがは中国です。
街には大きな川(長江の支流)がいくつも流れていて、橋が多いのも特徴。川と言っても幅がとても広いので、どの橋もレインボーブリッジ程度の規模があります。さらには、長江をせき止めて作られた巨大ダムの三峡ダムが上流にあり、この巨大都市の電力を賄っているとのこと。
街の様子は改めて紹介するとして、初回はフライトの話です。
★ LCCの春秋航空(Spring Japan)に乗ってみた
いつもならばANA便を利用するのですが、日程の関係で直行便を利用する必要があり、選択肢から外れてしまいました。で、選んだのが春秋航空。正確には、「春秋航空」は中国側の航空会社で、日本ではSpring Japanの名前で営業しています。そうそう、そのためにチェックインカウンターなども別なので注意が必要でした。帰り、間違いそうになってしまった。コード名は”IJ”です。こういう時は
LCCを使うのが初めてだったんですが、それにしても安いですね。心配になるくらい。ANAの1/3程度じゃないですか(11万円 v.s. 3万円)。ただ、荷物の大きさ・重量に制限が厳しく決められていたり(15Kgまで。それ以上は超過料金が必要)、お茶を飲むにも有料だというのが面倒臭そう。エンターテイメント系の設備が全くないのも徹底してます。本当に”安く移動する”ためだけなんですな。まあ、スマートフォンやタブレットがあれば、エンタメ系は”持参”できるので、その点は問題ないでしょう。私もKindleで読書してました。
座席のレベルはどれも”エコノミー”で、ビジネスクラスやファーストクラスの設定はないのですが、ちょっとだけ広さの違うシートが用意されてました。
- コンフォートシート:一列目
機内で一番足元の広い座席 - レッグシート:二・三列目、十六・十七列目
足元がゆったりした座席。ただし、リクライニングができなかったり、非常口側なので非常時の協力が要請されます - スタンダードシート:上記以外
普通の席
こんなくらいの広さ(狭さ?)でした。これくらい余裕があれば、窓側席の人が通ってもそれほど問題なし。スタンダードシートの方を観察すると、いちいち席を立ったり、飛び越えたりしないといけないようでこっちにしておいて良かった良かった。
ちなみに、機内食としてチケット予約時に同時に申し込める「すき焼き弁当」はこちら。
いやぁ、ショボかった。700円なり。機内で頼むと800円。味も今ひとつだったし、これならば機内で注文するカップヌードル(500円だったかな)の方が良かったかも。
★ チェックインは要注意。時間かかるよ
さて、飛行機の設備がシンプルなのは許容範囲でした。では空港内はどうでしょうか。成田から飛び立ったのですが、これまた初めて第三ターミナルを利用することに。そう、LCC専用に設けられた新しいターミナルです。現在も拡張工事中のようです。この第三ターミナルですが、鉄道もそこまでは連れて行ってくれず、第二ターミナルから連絡バスに乗っていかねばなりませんでした。第二ターミナルからは500メートル以上離れているようで、歩いていく通路もありますが、時間掛かりそう。
設備がなんにもないのかと心配したんですが、保安検査を抜けた先にも売店や免税店はちゃんとありました。商売ですからね、こういうのはしっかりと作られるんでしょう。
あと、時間つぶしのできるカフェもちゃんとありました。ただ、お茶がメインなので、食事には不向きかな。保安検査を通る前ならばフードコードもあったので、食事を済ませるならばそっちの方がいいかも。
あと、Wi-Fiルーターを借りられる場所、両替所なども揃ってました。
ということで、ターミナル自体はそれほど問題なし。問題はチェックインカウンター。Spring Japanのチェックインカウンターは、もうちょっと頑張って欲しかったな。かつて経験したインドの空港ほどはひどくなかったけど、なんか要領が悪いのか、客をさばくのに時間がかかるんですよ。荷物の重量をチェックして、超過したら料金を徴収しなければいけないなどの作業は分かるのですが、それにしても待たされました。同僚と一緒だったので、列を途中で抜けてトイレに行くこともできたけど、一人だったらどうなったことやら。離陸の二時間前に並び始めたのでまだ余裕があったのですが、これが国内線だったら直前にひょろっと行くのが普通だろうから、その場合は間に合わなくなるかも。あと数千円足してもいいので、ファスト・レーンも作ってくださいな。
やっとこさチケットを発見してもらっていざ出発。
ちなみにチケットは紙。最近は電子チケットが多くなったので、ちょっと懐かしかったな。旅の思い出品にはなるでしょう。
★ 重慶空港はだだっ広いだけでスカスカ
ついでなので(?)、先に帰りの話も。重慶江北国際空港の第三ターミナルから離陸。大きな空港でした。そして、第三ターミナルは数年前に出来たばかりと言うことで、こちらも成田と同じで新しいターミナル。LCC専用という訳ではないようでしたが。
とにかく広い。そしてがらーーーんとしている。この裏には免税店もあったんですが、カフェの類はなかった。かろうじて売店でフライト中に飲むペットボトル飲料を買えたんですが、自動販売機の類はなし。
ゲートの前はどの空港でも同じですが、閑散としてます。
久しぶりに見ました、“北京ビキニ”スタイルのおじさん。昔、大連によく出張で行っていたんですが、あそこでもよく見たな、このスタイル。最近は罰金まで設けて禁止をする都市もあるそうで、中国でも「格好悪い」という認識が高まっているようですが、まだまだ健在なようです。
ということで、まずはフライトの話でした。話は続きます。
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