ホームページ作成サービス Jimdo のイベント PAGES に参加 [ガジェット : 面白いもの色々]
★ Jimdoとは
Jimdoとは、誰でもホームページが簡単に作れてしまうサービスのこと。公式サイトの説明によるとJimdo(ジンドゥー)はホームページが驚くほど簡単に作成できるサービスです。Jimdoを使えば専門知識がなくてもわずか数分でホームページの作成を開始することができます。しかも無料です!とのこと。
Jimdoは2007年2月、3人の若い創業者、Christian Springub、Fridtjof Detzner、そしてMatthias Henzeによって設立され、ドイツのハンブルグで運営されています。
コンテンツ編集もとっても便利!あっという間に文章やフォトギャラリー、動画を組み合わせることができ、メールマガジンシの発行、FacebookやTwitter、YouTubeとの連携も可能です。
とても良くできていて、きれいなページを作れるだけではなく、(有料契約が必要な機能もありますが)決済機能が付加できて簡単にネットショップを“開店”させることもできるんです。そのため、中小企業や個人事業主からの人気も高いようです。
このお三方が創業者。米国ではなく、ドイツってところがクール。
日本版のJimdoがリリースされたのは2009年。KDDI ウェブコミュニケーションズがパートナーとなってます。
Evernoteでもそうでしたが、日本人はこういうクールなツールが好きなんですね。世界中で使われているJimdoですが、ユーザー数(作成されたサイト数)では日本が二位だそうです。ただ、ツールの良さもさることながら、日本でのJimdoスタッフの活動がユニークなのもその大きな原動力。カントリーマネージャーのKOMAIさんによると、「ネットサービスではあるけど、リアルな場での人と人との繋がりも大事にしたい」との想いから、日本の各地でセミナーをしたり、ユーザーが集まる勉強の場JimdoCafe(ジンドゥーカフェ)を開設し、普及に努めてます。ほほぉ、「JimdoCafe下北沢 - Jimdoを事業で活かした人はぜひっ!」ってことで、我が街、下北沢にもあるんですね。モスバーガーの近所か、なるほど。
そんなこともあってか、この手のネットサービスにしては珍しく、ユーザーの中心は四十台・五十台・六十台の年齢のシニアのみなさん(って、私もその一人ですが・・・)。まあ、個人事業主に向いていると言うこともあって、こういうユーザー層になっているようです。
★ PAGES 2015に参加
そんなJimdoが年に一回開催している大規模イベントがPAGES。去年までは名前が違っていたようですが、今年からはこの名前になって開催。私も、モニター中のASUS Chromebook Flip C100PA(「ASUS Chromebook Flip C100PA 登場でChromebook人気に火が付くか?!」の記事参照のこと)でメモを録りながら聴講。テーブル席で、さらにはスタバのコーヒーまで供され、ゆったりと聴くことができましたよ。
● 新機能紹介
まずは、インターナショナルマーケティングマネージャーのクリス・ヒルバートさんが登壇し、Jimdoの歴史をふり返りつつ、今後の計画を説明・発表。最近リリースされた新機能、改良された機能としては
- ボタン
- External Link
- Clip boardの改良
- Photo Gallaryの改良、Slideshow
- Rediret URL
- Kick starter:フォントや色合いをページ全体で整える
- Post page:準備ページ
これからリリースされる機能としては
- New background feature : ページごとに背景写真を変更可能
- Credit card payments in the shop : 決済の仕組みとしてStripeの利用ができるようになる。現在はpaypalのみ
- Responsive : テンプレートのモバイル対応
● Jimdo Best Pages 2015
このイベントのメイン企画でもあるのが“Jimdo Best Pages 2015”。Jimdoで作られたページの中で優秀なものを表彰しようというものです。ホームページ作成コンテストですね。表彰されたのは以下のサイト。特に大賞(Jimdo Best Page)に選ばれたサイトは無料プランで、しかもテンプレートをほとんどそのまま使ったものです。それでもここまでできるんだ、と言う良い見本になっています。
- Jimdo Best Page & Jimdo Best Content:HIROSHIMA Study Abroad Ambassador - ひろしま留学大使|HIROSHIMA Study Abroad Ambassador
- Jimdo Best Online Store:オーダーメイド枕(まくら)西川エアー(AiR)ドルメオ(Dormeo)マットレスの取扱店舗・通販 | 岐阜県美濃加茂市 - 【夢幸望ハヤカワ】
- Jimdo Best Design:中学硬式野球 - 東練馬リトルシニア オフィシャルサイト
- Jimdo Founder Selection:瀧川眞人の日本画の世界とこども絵画教室 - 瀧川眞人の日本画の世界と絵画教室
● 日本発の追加機能
日本のカントリーマネージャー KOMAIさんからは、日本のユーザーにとって必要と思われる追加機能の独自開発の話がありました。Jimdoはドイツに開発拠点があり、基本的にはそこで作られているそうです。しかし、文化の違い、特に使用する文字(つまりは日本語)の違いによってやはり日本のユーザーに必要な機能もまだまだあるとのこと。まあ、ドイツ語だってウムラウト(文字の上に点々が付く奴。例えばÄ)なんて文字もあるから、その辺りの気持ちは開発元でも分かってくれているのでしょう、きっと。そういうことで(?)、日本発の機能がいくつか紹介されていました。そのひとつが文字。つまりはフォントです。有料版になってしまうそうですが、75書体だったのが150以上に増えたとか。
また、テンプレートも日本語文字と英字とのバランスを考慮した「TOKYO」(テンプレートの名前です)がもうすぐリリースとのこと。
製作を担当された方もおっしゃっていましたが、確かに漢字とアルファベットが混ざると、同じポイント数の大きさだとなんとなくバランスが悪いんですよね。その辺りを調整したデザインになっているそうです。
ということで、Jimdoのお話でした。
個人で写真教室だのパソコン教室を開いていたり、飲食店を営んでいる人などにぴったりのサービスでしょう。なにせ、これだけ人気なので、すぐになくならないという安心感もあるし。グッドですね、このサービス。
コメント 0