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「ディフェンスプラットフォーム(DeP)」ブロガーミーティング : 支援機能を拡充し、「ホワイトリストは誰が作る問題」に対応 [ガジェット : 面白いもの色々]

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★ ディフェンスプラットフォームとは

ハミングヘッズ株式会社のイベントに参加しました。
以前、「「ディフェンスプラットフォーム(DeP)」ブロガーミーティング : こんなウィルス対策のやり方もあったのね」の記事で紹介した、"普通の"ウィルス対策ソフトとは異なったやり方による、あのDePのイベントです。今回、新たな機能を加えたり、新たな変化があったとのことで、その紹介がメイン。

まずは世界進出の話。ハミングヘッズさんは中央区月島が創業の地。一般消費者向けのセキュリティソフト開発メーカーとしてはほぼ唯一の日本企業だそうです。そのハミングヘッズさんはDePを抱えて米国に進出したのでありました。
ちなみに、国内で使っているこの、「目玉の中にプラスのネジの頭」のようなロゴ(実際の意味は聞きそびれました・・・)ですが、アメリカでは十字部分がいけないのか、NGだったらしく、、、
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海外用のロゴマークを新調。それがこちら!なんか、これだとパソコンに忍び込んで悪さをする方のイメージがあるんですが、海外だと忍者は正義の味方なのかな?!
ま、なにはともあれ、このTシャツをお土産にいただいてしまったので、しっかりと着させていただきます。
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さて、それはさておき、新機能の説明の前に軽くおさらい。
ディフェンスプラットフォーム(DeP)
  • 新発想で防御するウィルス・マルウェア標的型攻撃対策製品
  • Windows内部の動作を監視し、知らないアプリや不正な動作を、動いたときに寸止め
  • 安全なソフトはOK、未許可アプリや不正な挙動は止めて動作させないホワイトリスト型
  • 過去パターンしか見つけられないアンチウィルスとは違い、不正な動きはまず止める
という、"新しい"セキュリティ製品です。簡単に言うと、パターンファイルを毎度毎度ダウンロードしなくていい、動作の軽いソフトということ。非力なパソコンでウィルスチェックが始まると、とても時間がかかってしまい、その間は他の作業ができないこともありますが、このDePならばその心配がない訳です。

ならば、アンチウィルスソフトなんか捨てちゃって、これだけでいいじゃない?という気になりますが、そこはやはりデメリットもあります。
その一番大きいのが「"ホワイトリスト"をどうやって作るか問題」。詳しくは別の記事「Defense PlatformをIconia W3-810で試してみた」を見て欲しいのですが、簡単に言うと、
  • DePは「これは不正アプリじゃないか?」と、動作を止めて、ユーザーに聞いてくる。
  • ユーザーは、それが不正か、そうではないかを"判断して"、ホワイトリストに載せるかどうかを決める。
ことになりますが、この「判断」の基準が分からない。それが問題なのです。DePは色々と情報を示してくれるのですが、パソコンの素人では何のこっちゃかチンプンカンプン。面倒くさくなって、全てを「OK」としてしまうことになるのです。これでは意味がない。
Windowsそのものや、マイクロソフトOfficeなどは事前にホワイトリストがハミングヘッズ側で作られていて、DePに組み込まれているので問題ありません。が、その他のアプリ・ソフトについてはユーザーが判断しないといけないのです。

今回、その「判断」を支援する仕組みが提供されました。これ、前回のブロガー向けイベントで出た意見を元にして開発プライオリティを上げて対応したのだそうです。
それがこの「グラフでチェック!」機能。DePが動作を止めたアプリ・ソフトについて、他のユーザーがそれを「OK」としたのか、それとも「NG」としたのか、その割合を円グラフで示してくれるのです。まあ、大勢の人が「OK」を出しているのならば、ホワイトリストに入れても大丈夫だろう、ということですね。
もちろん、多数決がいつも正しいとは限らないし、少数の人しか使っていないアプリ・ソフトだとこの情報自体が提示されない(できない)こともあるので、万能ではありません。あくまでも参考データ。まあ、それでもないよりはマシでしょう。
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その他の新機能として、パソコン全般の調子を見てくれる、と言うものがあります。これは、パソコン内のシステムログ(Windowsが記録している動作記録)等を見て、変な挙動がなかったかどうかを判定してくれるという機能です。
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システムパネルで概要を掴んだあと、個々の項目に関してさらに詳細な情報をドリル・ダウンしていって見ることも出来ます。
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ということで、支援機能が拡充されたDePですが、使い勝手はどれくらい向上したのかな。「Defense PlatformをIconia W3-810で試してみた」の記事で書いた通り、Windowsタブレットで使い続けていますので、使ってみてまた感想を書きたいと思います。

そうそう。もう1つ情報が。
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だそうです。DePの原理的なところももうちょっと知りたいですし、なによりも使いこなすにはどうすればいいのかもっと知りたいところなので、この書籍には期待しています。電子書籍も同時に出るような話でしたので、出たらすぐに買わねば。

使い勝手がもう少し向上してくれればどんどんと普及しそうだし、そうなれば不正送金だのなんだの事件も減るんじゃないかと期待できるのがDeP。ネット社会を守るために、ハミングヘッズさんには頑張っていただきたいと思います。

DePは60日間無料で試用できるようになっているので、興味を持たれた方は下記のリンク先からダウンロードしてくださいませ。
    無料セキュリティソフト ディフェンスプラットフォーム(DeP) - ハミングヘッズ


このイベントに参加したみなさんのblog一覧です。




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