CP+ (Camera & Photo Imaging Show) 見学報告

会社を休んで、初日に行ってきました！カメラと映像の総合展示会、Camera & Photo Imaging Show、略して（？）CP+。場所はパシフィコ横浜。いい天気でしたよ。やっぱり港町は青空が似合いますね。
記念すべき第一回目CP+のテーマは「カメラと写真映像の情報発信イベント～広がるフォトイメージングの世界をヨコハマから～」だそうです。二万平方メートルのホール一杯に、日本の主立ったカメラメーカーは頑張ってブースを出していましたよ。と言う訳で、まずは会場を一回り。

CANON。

パナソニックは「ムービー一眼」を大々的に宣伝。

EPSON。フィルムスキャナの新製品が出るといいなぁと思っていたけど、残念ながら・・・。でも、販売終了なんてことにならないだけましかな。これからも頑張って欲しいですね。

OLYMPUSはPENで勢いづいてますね。カメラおやじが一杯の会場でしたが、このブースは女性客の割合が高かった。いやぁ、さすがです。カメラ本体だけではなく、ストラップだのケースだのも合わせて展示。おしゃれ感も一杯。

ソニーのブースからは女性の歓声が響いてました。ミニ・サッカーコートをしつらえ、女の子がサッカーの試合を。激しく動く被写体でも大丈夫、ってところを示している訳ですね。

シグマ。シンプルな造りのブースがいいですね。DPシリーズの最新版が展示されていました。買おう、買おうと思って未だに買っていないDP1ですが、三台目のDP1xの試作機が並んでいましたよ。説明員のお兄さんに聞いたところ、発売は夏過ぎだとか。試作段階とはいえもう形にはなっているのですが、色造りなどがまだまだなのだとか。大変ですねぇ。でも、そのこだわりがいいですな。応援したくなっちゃいます。今度こそ、ボーナスが出たら買うぞ、と誓ったのでありました。（でも、スマートフォンも欲しいし、パソコンも買い換えたいし、、、さてどうなることやら）

General Imaging社は、GE社製デジカメの販売会社だそうです。日本法人は2009/3設立だそうですから、日本市場にはこれから攻め込んでいくのでしょう。展示品を触ってみましたが、操作体系がちょっと日本のものと違うのか、最初は戸惑ってしまいました。が、慣れれば問題なし。値段がどの程度か聞きそびれてしまったのですが、ものとしてはいいんじゃないでしょうか。

ポラロイドの企業再生、なるんでしょうかね。日本に再参入したそうです。ZINKを使ったポータブルプリンタのPoGo、いいですよね。独特の丸みを帯びたフォルムのデジカメも可愛くて好きです。今使っているRolleiのPregoとこれとどっちを買おうかなと迷ったのでありました。
ちなみに私はDellのWasabiユーザーでもあったりします。ポラロイド再生がもうちょっと早ければ、これもPoGoを買ったかも知れません。

National Geographicブランドのカメラバッグ。実際は重たくてどうなんだろうと思うんですが、デザインが気に入っているんですよ。かっこいいなぁ、と。インディアナ・ジョーンズじゃないですが、このカーキー色は冒険者の色ですよね。街の散歩写真しか撮らない私に冒険は縁のないものではありますが、やっぱり気分の問題。このバッグを使えば、街の坂道も断崖絶壁に、公園の木立もジャングルの密林に思えてくる・・・かも知れないですから。とりあえず、スリングタイプの奴を買っちゃおうかな。

日本カメラ博物館のブースでは、貴重な昭和のカメラが展示されていました。で、このペンタックス、私と同じ歳でした。。。。私の父親が使っていたの、この機種だったかなぁ。

そんな古いカメラがあるかと思えば、ソニーのブースには新しすぎてまだできあがっていない（？）カメラのモックアップが展示されていました。説明によると、レンズ交換式ということでしたから、Olympus PENのようなものを狙っているのでしょうか。「持った感じはどうですか？」と展示説明員のお姉さんに聞かれたのですが、これだけではねぇ。とりあえず「片手で持ってもバランス感は良さそうです。」と答えておきました。

さて、展示会でのお楽しみは各種セミナー。出展者のブースで行っているものもあれば、別会場で行うものもあり。今回、まじめに聞いたのは二つ。
一つ目はOlympusのブースで行っていた、吉岡一紀さんの「カメラを持って散歩に行こう」。吉岡氏は日本散歩写真学会を立ち上げ、散歩写真の普及に努めようとしているとのこと。今回のセミナーでは、江ノ島をぶらぶらしながら撮った作品を示しながら、写真を撮るために散歩することの意味やその心得を熱く、でも楽しく語っていました。チャンスを逃しちゃいけないから、気になったものはまず撮ってみよう、と。そして、撮ったものをその場で確認し（デジカメだからできることですね）、構図や色合いなどを吟味、さらに何枚か撮っていき、納得のいく一枚をものにすべし、とのことだった。散歩ならではの偶然の出会いをきっかけに、そこからちゃんと作品造りにつなげていこうという訳ですな。うむ、見習わねばと思ったのでありました。

二つ目に受けたセミナーはエンジョイフォトステージ（無料・当日参加）の「デジタル時代のレンジファインダーカメラの楽しみ方」。講師は飯田鉄さん。こちらはアネックス（パシフィコ横浜のセミナースペース）の一室で行われたもの。下の写真の通り、二番目に入場したので、最前列で楽しめました。飯田氏は一眼レフも使うものの、公私ともにお気に入りなのはレンジファインダー。今はライカのM9を使い始めたとのこと。Leotax, CANON VT delux, Leica M2, M6などをこれまでに使ってきたそうで、デジタル時代になってレンジファインダーが消えていくのかと心配していたところ、EPSONがR-D1を出してくれて一安心。そしてLeicaがついにフルサイズのイメージャーを持ったM9を出すに至ってまだまだ楽しめると思ったそうです。一眼レフに比べて軽量・小型であること、シャッター音が小さくて被写体となる人にプレッシャーをかけないことがレンジファインダーの大きなメリットだと淡々と語ってくれました。そして最近では、昔のレンズをM9にくっつけてその写りを楽しんでいるとか。乱反射や色収差を抑えるコーティングなどが施されていない昔のレンズ。だからこそほんのちょっとの条件の違いで色合いやボケ具合が違ってくる。そんなレンズの“癖”のようなものが楽しいんだと、作例を何枚も示して説明してくれました。なるほどねぇと何度も頷いちゃいましたよ。

その他、おもしろかったものとしては、、、
・Fujifilmでは3Dデジカメと3Dフォトフレームを展示していました。メガネをかけなくて、裸眼のままでいいタイプでしたが、これ、ちょっと目が疲れるんですよね。面白いのですが。
・Ricohでは、レンズユニットごと交換できちゃうGXRを初めて触りました。オートフォーカスのスピードに驚いちゃいましたよ。一瞬でピントが合うんですね。最近のデジカメをよく知らないのですが、みんなこんな感じなのかな。
・参加型写真展の「御苗場」は今年も面白かったですよ。一度にこれだけ多くの写真家の作品を観られる機会はそうはないでしょう。気に入った三人を選んで投票する仕組みになっているんですが、かなり悩んじゃいますよ。


と言う訳で、半日でしたが充分に楽しめました。で、そんな会場の雰囲気に触発されたのか、会場を出て帰り道、みなとみらいのあちこちをパシャパシャ撮ってしまいました。やっぱり、写真って楽しいですね！
CP+は日曜日までやってます。入場無料。これはいくしかないでしょう！

タグ：CP+ パシフィコ横浜

コメント 6

こんばんは～。
CP+はニアミスでしたね。僕も時間が無くて焦って
見ていたのでご連絡できませんでしたが、もしかしたら
お会いできたかもしれませんね。（＾－＾）
by メガネ君 (2010-03-13 18:54) 

メガネ君へ：
入場前の行列、絶対にすれ違ってましたね！次の機会（？）にはぜひ。
by ぶんじん (2010-03-13 20:30) 

横浜は訪ねるだけでもわくわくします。
会社を休んでお出かけなんて・・・・いいんですか。(^^)
カメラ好きにはたまりませんね。
はパシフィコ横浜、私も出掛けてみたいです。
by ｍａｍｉｒｅ (2010-03-13 21:46) 

会社を休んで!!　これは気合いが入りますねー。
ちょっと行きたかったなあ。
自分は仕事関係の展示会でビッグサイトへ・・・(^^;
by HEIJI (2010-03-14 22:54) 

このイベントとっても行きたかったんですよね～♪
パシフィコの周りはカメラ向けたくなる横浜チックなロケーションだらけだったでしょ？＾＾
今月、もう一回行くチャンスができたワタシです。ｗ
最後のクィーンズモールのオブジェ、見上げてて目が回りませんでした？（笑）
by kimiko (2010-03-15 17:56) 

mamireさんへ：
いいんです。有給余ってしょうがないですから。天気のいい日は外に出たいですからねぇ。

HEIJIさんへ：
去年まではビッグサイトだったんですけどねぇ、残念！来年もパシフィコ横浜だそうですよ。

kimikoさんへ：
船が止まっていたり、楽しい形のホテルがあったり、遊園地まであるし、確かにあっちこっち写真を撮りたくなる景色ばかりですね。
ぐるぐるオブジェ、いろんな角度から何枚も写しちゃいましたよ。目は回らなかったけど、上を見続けて首が。。。
by ぶんじん (2010-03-15 22:16)